【感想・ネタバレ】坂本龍馬を斬った男のレビュー

あらすじ

坂本龍馬を襲撃した刺客の一人である幕臣・今井信郎の数奇なる生涯を、その孫である著者が家に伝わる史料を駆使して描く一冊。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

龍馬は同心二人を殺害して逃走潜伏中の凶悪犯、というのは確かで、見廻組からすれば龍馬殺しは公務の執行に過ぎない、というのは納得。むしろ謎なのは誰が見廻組に龍馬の潜伏場所をリークしたか。今井の裁判の記録がほとんど残っていないこと、判決は静岡藩預かりで実質無罪なこと、龍馬の死を待っていたかのように倒幕の陰謀が進行したこと、維新後の今井と西郷の不思議な繋がりなど、黒幕は実は薩長だったのではないか、と思わせる事実が満載の本です。

0
2011年01月22日

「学術・語学」ランキング