あらすじ
女の私が行ってきたのですから、私の歩いた道はどなたでも行けるのです――聖書の世界の神秘に出会うシナイ山、水源から辿るコロラド川、モザイク芸術の町ラヴェンナなど、31年にわたり「兼高かおる世界の旅」で日本のお茶の間を魅了した著者が披露する、とっておきの地の数々。すでに海外旅行通のあなたにも、新たな旅のロマンを教えてくれる“美しい星地球”への愛情溢れる一冊。 1995年刊。
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Posted by ブクログ
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兼高かおるのエッセイのスリランカ編で思い出したけど、スリランカの森林の多様性素晴らしかったな。日本も植物多様性がすごい国だけどスリランカはそれ以上で、そこからアーユルヴェーダの文化が発展したしな。1回ガイドつけて行ったけど、途上国ではあるけど、ぼったくってきたりする国民性じゃないから次行く時は一人でも行けそうだし、次行く時はアーユルヴェーダの国立病院に1ヶ月ぐらい入院したい。
「また、世界を訪ね歩くことで、イスラム教もキリスト教も身近に接してきました。 どの宗教にもやはり感じるものがあります。どんなに財産に恵まれ、知人や友人の愛に包まれ、名誉を手にできても、人間は究極のところは孤独であり、絶対的なもの、神のような存在に祈らざるを得ないのでしょう。どんなに強い人でも、幸せな人でも、心の内側に整理のつかない混沌や葛藤、あるいは苦痛をかかえ、それらを他人には打ち明けられずに生きています。」
—『私の愛する憩いの地(新潮文庫)』兼高 かおる著