【感想・ネタバレ】鳥の影のレビュー

あらすじ

平穏な日常生活にふとよぎる狂気の影……。大企業の課長代理、テレビ・ディレクター、大学教師など、失われた青春の癒しがたい傷を抱きつつ、現代の第一線で活動する知識人たちが、あることをきっかけとして突如、情念の押えがたい噴出に襲われる。狂気の世界へとつき進んでいく彼等のありさまを通して、捉えどころのない現代の生に、鮮明な光をあてようとする意欲的連作小説集。

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Posted by ブクログ

幸せは自分の心が決める。」

相田みつをさんの声には素直に耳を傾けた方が良い。


同じ型を使えば、プリンはすべて同じ形に仕上がってしまう…(なんて、あたりまえな事!)


あ~、なんでなんで『幸せ』という型がこの世に出来てしまったのだろう??

そして、一番やっかいなのは

『他人と比べてしまうこと』


綺麗な配偶者。可愛い子供に人より、ちょっといいお仕事♪

その優越感を『幸福』だとカン違いする主人公。

人生を終えるまでカン違いしたままなら良かったのに

ほんの少し感じていた不具合感に落とされた影は濃く、

一気にその虚像を剥がしてしまうともう、おしまい。


『幸福』も簡単に手に入る時代なのかなぁ。


しかし、行列に並ぶだけで

「苦労して手に入れた幸福なんだよ。」

なんて満足しているようでは

後からぜ~ったい怖い目にあうのです!


あ~恐ろしや…

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2011年12月28日

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