あらすじ
夕闇の迫るオックスフォード。なかなか来ないウッドストックへのバスにしびれを切らした二人の娘は、ヒッチハイクを始めた。その晩、娘の一人は死体となって発見される。もう一人の娘はいったいどこに消えたのか?モース主任警部が導き出す鮮やかな解答とは……魅力あふれる謎、天才的推理を披露する探偵、華麗なる論理のアクロバット。本格ミステリの醍醐味を満喫できる、イギリス・ミステリを代表する著者の最高傑作。
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Posted by ブクログ
新米刑事モースのドラマをずっと観ていて、興味が湧いて読んだ一冊。人間臭くて面白い。小説は部長刑事で中年のモースが主人公。惚れっぽく、行き当たりばったりに見える推理、そして最後は失恋してる。
また次作も読みたい。
Posted by ブクログ
競馬シリーズの後ろの広告で見て。
まったくもって作者の思うつぼにはまっていたらしく、
全然犯人がわからなかった。
まだタイピストが全盛の時代で、
しかも主人公のモース主任警部が熱を上げた女性が犯人なんて、誰が思う?
ウッドストック行き最終バスを逃した二人の若い女性のうち、
一人が殺された。
ヒッチハイクを一緒にしたもう一人の女性は誰なのか。
殺された女性と同じ職場の女性がその日の行動に嘘をつき、
暗号が隠された手紙を受け取ったとしたら、
その女性が同乗者だと思い込んで当然でしょう?
途中で、モース主任警部が事件と全然関係ないところで足にけがをしたり、
部長刑事相手に犯人の条件をあげて統計論的に犯人をしぼっていく場面にも、
多少いらついたが、
何よりも作者の落とし穴にずっぽり落ちて抜け出せなかった自分に腹が立つ。
Posted by ブクログ
何故ジェニファーは警察に嘘を並べてまでスウを庇うのか。腑に落ちなかった。
展開が目まぐるしく変わったり、新しいヒントが出てくるわけでもない。モースの仮説→検証というのが終始徹底されていて新鮮だった。(あまりこういうタイプのを読んだことがない)
バーナードとマーガレットはお互いを疑っているからそれぞれ犯人じゃないという発想は面白かった。
たまたま逢引き予定の相手をヒッチハイクというのも良い。
スウは本当にモースに恋をしたのだろうな。海外の人の恋愛観はよくわからない笑