あらすじ
「マトリックス」「シックス・センス」「ファイト・クラブ」「トゥルーマン・ショー」「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」――デビュー以前に著者が運営していたウェブサイト「スプークテール」で書き続けられていた映画時評67本+αを、2分冊で完全集成。数々の名作とほんの少しの「トンでもない」作品が、伊藤計劃のあらたな視点と映画に対する大いなる愛情をもって語り直される。第1巻は44本を収録。
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Posted by ブクログ
伊藤劃好き、でもって映画好き、にはたまらない一冊。
もうこの作家の文章は読めないんだ、とあらためて感じる。
紹介43作中27作品映画館で鑑賞済み。
ヒット率6割か・・・
読んでて観たくなった作品も幾つか、「ガタカ」は必見かな。
Posted by ブクログ
作家さんの書評はよくあるし楽しく読みますが、書評に比べて映画評の方はあまり見かけない気がします。
しかも基本的に褒めるスタンス、楽しく読みました。批評じゃないっておっしゃってますが、紛うかたなき批評です……
「面白そう!」と思っても、たぶん実際は楽しめないんだろうなわたし…という作品もチラホラあるので、伊藤計劃さんの感性好きだなぁ。
ストーリーもそこそこ大事だけど、それよりは世界観がキッチリ造られ作中で描かれているか、なのかな…?
SFは特に世界設計が大事なので頷けるものがありました。
伊藤計劃さんの書く小説がもう読めない、というところで早逝が悔やまれますが、「あの映画観たらどういう批評されたんだろうか…」みたいに思ってしまうところでも悔やまれます。
日本どころか世界も打ちのめす韓流映画、シンエヴァとシン・ゴジラ、ウェス・アンダーソン、ギレルモ・デル・トロやアリ・アスター…
読むのに何日かかかりましたが、その間に「もしご覧になってたらどういう評価になったんだろうかこれ…」と思いながら、クリストファー・ノーラン監督の『TENET』を観ました。