あらすじ
大正時代、東京。探偵・松之宮の助手・真夜は優秀だがどこか謎めいている。そんな真夜を、外国暮らしで離れていた両親が迎えに来た。松之宮探偵事務所を離れる日は迫るが、真夜は松之宮へ別れをなかなか切り出すことができずにいたが、とうとう真夜は両親とともに旅立つことに。しかし迎えに来た両親は偽者だった。しかも真夜を松之宮に紹介した藤枝博士も、松之宮の恩師などではなく……!?
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Posted by ブクログ
最終巻、いつの間にか出ていたんだね……
発売から半年くらい経った今、ようやく読めました。
話としてはやや強引に伏線化している部分もありますが、
全体として納得のいくまとめていき方で、たたみかけるような展開の中にも
読んでいて一定の安心感がありました。
オチは途中から読めてしまいましたが、
個人的にはバッドエンドっぽい終わり方が好かなかったので★マイナス1です。
あ、あと。冬目さんは「大正の時代」が大好きなんだな、っていうのがヒシヒシと伝わってきました。
自分も大正を知りたくさせられる、宣伝?効果もありますね。半分冗談ですが。
Posted by ブクログ
幻影博覧会 4
やっと出ました最終巻。1巻の出版が2005年なので、6年で4巻完結。なかなか気の長いファンであります。
最終巻は、真夜さんの自出の謎が中心のお話です。察していた通り、謎解きはちょっと?な感じでありましたが、絵が好きなので許してしまいます。
大正時代の香りを充分満喫させて頂きました。
フルカラーの画集なぞを期待したいと思います。
竹蔵
Posted by ブクログ
冬目景先生の恋愛の描写は好きなのだが、この作品では邪魔な要素でしかならない。と言っても踏み込んでいるわけでもないので、気にしなければそれはそれで楽しめました。
しかし、ミステリーの部分では、前巻までの内容と比べてしまうとやはり薄く感じてしまったのが残念でした。
Posted by ブクログ
何だかふわっと終わってしまいましたが、うーん、未完で放置されるよりはマシなのかもしれませんね。三巻まで積み上げられた…というと少々大げさではありますが、それまで描かれてきたものが終盤で消化される訳でも繋がりがもたれる訳でもなく、随分と色々な物が残されたまま真夜は去っていくのですが......この寂しさも一つ作品の色といるのでしょうか。