あらすじ
もっとあなたに与えたいのです。
子爵令嬢のティアは、美貌の侯爵リクハルトにとつぜん求婚される。初対面でいきなりキスされて思わず引っぱたいたら、なぜか猛烈に好かれてしまったのだ。彼の策にはまり結婚することになったティアだが、毎夜情熱的に求められ、しだいにほだされていく。けれど、彼からの贈り物が日に日に高額になっていくのが気になって……。なぜかリクハルトは贈り物をすることでしか、ティアを繋ぎとめていられないと思っているようで!?
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ヒーローの生い立ちが切ない
ヒーローがかわいそう。両親があんな感じでなければヒーローも愛情を注がれて変態(?)な性格にはならなかったはず。ヒロインも本来の性格を隠して生きてきたのは辛かったと思うけど、ヒーローに比べたらそこまでではなかった。
最後の「やっと手に入った」という言葉は清らかなヒロインがやっと自分のところまで落ちてきてくれたというヒーローの歪んだ愛が込められているなと思った。こりゃ、ティア依存症だね(笑)
事件が起きたり妹のこともあったけど、ヒーローが印象的すぎた。面白かったー!