あらすじ
上杉謙信の忍び、軒猿に下されたある密命とは――「飛び加藤」こと加藤段三と軒猿の凄絶な戦いを描いた表題作を始め、上杉家家臣・神余小次郎親綱の心の底に迫る『人魚の海』。信長暗殺をたくらむ忍びの悲劇『夜光木』。秀吉の国家統治政策に従事する男が出会う恐怖『家紋狩り』。剣豪・塚原卜伝と謎の刀術使いの戦い『卜伝花斬り』など、歴史小説の旗手が描く、著者の魅力が濃縮された九篇。
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Posted by ブクログ
天地人の原作者が書いた、時代小説の短編集。
「飛び加藤」を討とうする上杉家の忍びの戦いを描いた表題作「軒猿の月」、
元九鬼水軍の漁師のある戦いを描いた「子守唄」、
若いころの卜伝の戦いを描いた「卜伝花切り」
などが収録されています。
基本的には「ロマン系のベーシックな時代小説」という感じなので、
この手の小説が好きなら楽しく読めると思います。
僕は結構好きなので 笑、大変楽しく読めました。