【感想・ネタバレ】悪辣色男のレビュー

あらすじ

堅実な就職先、型どおりの結婚。今まで常識的に生きてきた川崎は、ある事情から会社をリストラされてしまった。川崎は躊躇(ためら)いつつも、男ばかりが集う高級クラブに再就職する。オーナーの鮎川の「身を売る必要はない」という言葉を信じたのだ。 だが、地味で冴えない川崎にやっとついた指名客が求めたこととは……!? 「本当は、嫁さんにねだられなくなってホッとしてるんじゃないのか? 女なんか嫌いなんだろう?」 川崎のついた「嘘」を知っているかのように、川崎を脅し、追いつめてくる鮎川。黒い魅力に、秘められた願望は暴かれていく――!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

愛を知らず愛し方を知らない男、鮎川が15歳の自分を真っ直ぐに受け入れてくれた家庭教師だった川崎をずっと想い続けた執着。愛憎さえ感じる鮎川の執着に怯えながらも、正しく鮎川を理解し愛する川崎の心情の素晴らしく流れが見事でした。
冴えない男の川崎に何故か吸い寄せられるように群がる雄達は、川崎の中にある他者を理解し慈しむ真面目さを感じるからでしょうかねぇ。
自分の感情に素直になれず、好きすぎて欲しすぎて苛めちゃう鮎川が善きでした。
奈良千春 先生のイラストがエロスですねぇ

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2021年08月01日

Posted by ブクログ

執着攻め。攻めさんの策略はわりと前半から分かっちゃったけど、ハードな内容に救いがあって良かったなと思った。
執着攻めに開発される39歳の枯れ気味元リーマン(妻子有り)。
面白かった✨

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2021年03月31日

Posted by ブクログ

攻め:鮎川斉昭
受け:川崎

痴漢の冤罪が元でリストラされた上に妻がした借金を抱える川崎は給料が良いという理由で会員制高級男性専用クラブに面接に行く。
面接中に自分で認めていない性的嗜好を仄めかされるが、オーナーの抗いたがい魅力に吸い寄せられるように働くことを決めてしまう。
クラブでは当然のように地味でおとなしく、年齢も行っている川崎は浮いてしまい指名が入らない。そんな時、客に忘れ物を届けると客から誘われてしまい、慌てて逃げ出す。
大事な客に失礼を働いたことを咎められオーナーに仕込まれる日々が始まる。

頑なに自分が女性を愛せないことを認めないまま生きたきた受けが少しずつその殻を剥がされ暴かれるが、それでも認められない。
悶々とする心理描写が秀逸でした。
よく練ってあって、多分作者も書きやすい作品だったと思われる。納得できる展開でした。

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2014年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさかのハッピーエンド!(笑)病み攻めは苦手分野ですが、描写もしっかりしており入り込みやすく、無我夢中で読破していました。どうか、お幸せに~

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2015年03月29日

Posted by ブクログ

▼あらすじ
堅実な就職先、型どおりの結婚。
今まで常識的に生きてきた川崎は、ある事情から会社をリストラされてしまった。
川崎は躊躇いつつも、男ばかりが集う高級クラブに再就職する。
オーナーの鮎川の「身を売る必要はない」という言葉を信じたのだ。
だが、地味で冴えない川崎にやっとついた指名客が求めたこととは……!?
「本当は、嫁さんにねだられなくなってホッとしてるんじゃないのか? 女なんか嫌いなんだろう?」
川崎のついた「嘘」を知っているかのように、川崎を脅し、追いつめてくる鮎川。
黒い魅力に、秘められた願望は暴かれていく――!!

***

受けが既婚者でしかも子持ち(39歳)っていう設定が良かったです。
しかも年下攻め。でも攻めに貫禄あり過ぎて年下に見えない…!(褒め言葉)

お話の方は調教シーンが八割と言ったところで、中には軽い浣腸プレイ(腸内洗浄)もあります。
と言っても汚い表現などは無い為、スカトロが苦手という方も平気な筈。
調教も決してハードではなく、寧ろ軽いくらいだと思います。

また、受けである川崎の悩みや葛藤などが全体に渡ってしっかりと描かれているのが良かったです。
常識人で子供の事を第一に考える良い父親な受けが悩みながらも攻めによって少しずつ欲望を暴かれ被虐の喜びに目覚めていく…そんな過程がこの作品では細かく丁寧に描かれています。

そしてある意味やられっぱなしの受けが最後、攻めに迫るシーンは堪らなく萌えました。
手を繋いでの騎乗位のシーン(挿絵を含め)も良い!
攻めが受けに執着するあまり普通に法に触れる事しちゃってますが最後がハッピーエンドならそれで良い…!
まさに終わりよければ全て良しです(笑)

とりあえず表紙の奈良千春先生のイラストが待ち受けにしたいくらい美麗なのと、全体的に重過ぎず最後はさっぱりとした気持ちの良い後読感だったので★4.5です!

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2020年03月10日

Posted by ブクログ

調教もの!で実は執着愛。ちゃんと家庭があって息子もいていいお父さんの普通のおっさんが、39歳にして初めて自分の性癖を知り目覚めていくところに萌えました(*≧艸≦) 伏線的に過去のトラウマシーンを並行して読ませているので、受の性格とか割と説得力がありスラスラと読めました。ハードなプレイもあるので注意ですw ドSだけどかなり病んでいて純粋な攻に、それを全力で受け止める受に純愛を感じました。

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2014年05月21日

購入済み

面白かったけど!

結婚して3歳の息子までいる男がBL小説に?
摩訶不思議な感じで購入!
序盤 あらまぁ!そんな事が?といい感じに読み入り 中盤で、もしかしたら?とだいたいは予想はついたものの面白く読ませて頂きましたが、後半がどうしても急ぎ過ぎたというか、今まで丁寧に書かれていたのに 荒さが目立って少しがっかりでした。

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2022年06月16日

Posted by ブクログ

【ネタバレ注意!!】

久しぶりの中原一也作品。奈良さん絵だし、えれー黒っぽい表紙とタイトルなのでどんだけ鬼畜モノ?と、期待したwんだが…おいおい、とんだ純愛モノじゃあないか。www

ひねくれたガキに惚れられた地味なお兄さんが16年経ってとうとう捕まっちまったってことね。
「年上の女房は鉄の下駄履いてでも見つけろ」という言葉を思い出しちゃったよ。
まあハッピーエンドはいいんだけど、ちょっとまーるくなり過ぎじゃない?と、ひねくれ男に突っ込みたい心境ではある。
息子共々幸せになったらイイわ。ふん。

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2014年04月27日

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