あらすじ
電話が鳴ったら1回でとる。元気よくあいさつをする。約束を守る。「凡事」を極めることで、お客様の信頼が積み重なり、やがて「非凡な成果」につながる。「凡事徹底」「現場主義」「即断即決」で、業績不振の支店、債務超過寸前のグループ会社を立て直し、1兆円企業の組織改革と業績拡大を成し遂げた大和ハウス工業代表取締役会長兼CEOが語る、人と組織を強くする経営の極意。
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Posted by ブクログ
「凡事徹底」いい言葉だと思う。
日経新聞の私の履歴書に掲載されている時にも読んでましたが、あらためて素晴らしい人生をおくってらっしゃったのだなと感じます。
事業者になるという若い頃からの志。
石橋オーナーというメンターの存在。
若い支店長として、赴任先でのモーレツスパルタ振りによるマネジメントの挫折と、その後の内省と昇華。
人との出会いなど運も大事ですが、常に前を向いて行動する意識の重要性を学びました。
著者のサナギ経営という言葉が、それを表してます。
S:スピーディーに
A:明るく
N:逃げずに
A:あきらめずに
G:ごまかさずに
I:言い訳をせずに
やはり単なるノウハウ本より、体験やエピソード本の方が、腹に落ちます。
Posted by ブクログ
大企業の経営者は凡人とどこが違うのだろうか?
タイトルにもあるとおり、凡事を「極める」ところである。
大和ハウス工業というモーレツ会社に入社し、
さまざまな試練を経てオーナーの後継者となるまでの道のりは、
まさに凡事徹底の「道」である。
目標が「オーナー経営者になる」だったから経営者になったが、
どんな目標にしても、達成するための方法は、この道しかないだろう。
ただし、たゆまず道を歩むというのは簡単なことではなく、
どうすればそれができるのか、は残念ながら書かれていない。
できる人には当たり前すぎて、できない理由が分からないものだ。
この点は、最近読んだ別の本「達人のサイエンス」が参考になる。