あらすじ
世間を震撼させた凶悪事件の殺人者たち――。臨床心理士として刑事事件の心理鑑定を数多く手掛けてきた著者が、犯人たちの「心の闇」に肉薄する。勾留施設を訪ねて面会を重ね、幾度も書簡をやりとりするうちに、これまで決して明かされなかった閉ざされし幼少期の記憶や凄絶な家庭環境が浮かび上がる。彼らが語った人格形成の過程をたどることで、事件の真相が初めて解き明かされる。
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Posted by ブクログ
・読んだきっかけ:凄惨な殺人事件が起きると、メディアは一斉に加害者を袋叩きにするが、加害者が犯行に至るまでの経緯が知りたかった。
・響いた一文(引用):早期に発見されず、支援を受けられず、結果として犯罪者となった人々の「子どもの心」を思い、涙を流します
・この本に登場する加害者は、全員が幼少時になんらかの「虐待」を受けていた。幼少時の親子関係の歪みはいずれ子供に何らかの形で表れるのではないか。(子供への虐待に関する支援が犯罪予防になるのでは?と感じた)