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Posted by ブクログ
最近、幼少期の体験と心の闇に興味があります。
かわいそうな人が減っていきますように。
また、司法がもっと今後の悲劇を生まないためのものになりますように。
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生来的な素因に成育上の問題点が付加され、両者が相乗的に作用し合い、さらには犯行直近に社会的ストレスが加わるといういくつもの要因が複合することによって、犯罪は生まれるものなのです。
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自分の信念に合致しない情報は排除されてしまう、そんな認知スタイルが出来上がっているとの仮説もたてられます。
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解離は、通常は統合されている心のさまざまな働きが部分的に断絶してしまうことの総称で、その現れ方も多種多様です。解離も、心の崩壊を守るための防衛と考えられ、無意識のうちに進行します。
虐待を受けた人は多かれ少なかれ解離を示すものです。のちの章にも繰り返し登場する解離の概念ですが、解離性健忘はその典型です。記憶が現在の意識との連絡を断ってしまうものです。
Posted by ブクログ
この作者は、裁判は真実を明らかにする場所ではなく、弁護士や検察官の駆け引きの場であることを、繰り返し嘆いていた。
それでは、真相が全く解明されないし、その事件から何も学べないと。
死刑囚との対話を通じて、裁判では明かされていない、明かされることがなかった、本当の姿がうっすらと見えてくる。
しかしそれも、死刑の確定判決により、
完全に明らかにされることはない。
我々はメディアの報道によって、
加害者に対して憎悪を抱き、
被害者に対しては同情し、
そこに終始してしまう。
加害者の考えや、精神状態なんていうのは、
全く考えようともしない。
私もその1人だ。
しかし、この本を読み、
加害者は何がきっかけで、
どうして事件を起こしてしまったのか、
どういう環境で育ってきたのか、
といったことを加害者に寄り添ってて考えることも、大切だと思った。
新しい視点からの学びがある、
非常に有益な本。
Posted by ブクログ
数々の犯罪者と触れ合ってコミュニケーションを取ってきた臨床心理士の著者ならではの一冊。
自分でも当日よくニュースで見聞きした犯罪者たちの生い立ちや、当時のニュースからは知ることのなかった背景を知ることができて興味深い。
実際に殺されてしまった人がいるので犯罪は犯罪として当然裁かれなくてはならないけれども、それでも犯罪に至るまでに数奇な、あるいは過酷な生い立ちの中で育ってきた犯人がいることも事実。情状酌量が云々とかそういう話は別にして、この犯人たちも本来はもっと早い段階で支援の手が伸べられる人たちであったのは間違いないだろうし、その人たちを一概に「非情な殺人をした悪人」と片付けてしまうと、今後同じような犯罪を産まないための本質を見失う。
やや推測で言い過ぎている部分があるような気もするし、直接会ってコミュニケーションをとったことがない人のことまであんな疾患じゃないかとかああいう生い立ちだったんじゃないかと推測するのはちょっと危険ではないかと思うので、一部そういう部分があったのが気になる。
それを差し引いても、重大犯罪を考える上でとても参考になるのではないか。読んで損はしない一冊だと思う。
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