あらすじ
築三十年のアパート・さつき荘には、ひとりの幽霊が住み着いていた。そのアパートの一室で、二百万円のダイヤのブローチが盗まれた! ところが容疑者は全員シロ。犯人は幽霊? 中央署の刑事・木崎と吉村は、幽霊に事情聴取をすることになるが……(「横縞町綺譚(よこしまちょうきたん)」)。北陸の古都・香坂市(こうさかし)を舞台に繰り広げられる、不可思議で切ない連作ミステリー!
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Posted by ブクログ
この人の作品は、なんだか懐かしい匂いがする。
心の琴線に触れて、鼻がつーんとする。
不思議な世界で、そうして自分にも訪れてほしい世界。
連作ミステリー…と思って読んでいる間は特に感慨も持たなかった。しかし、全編を貫く大きな謎に思い至る木崎に、ついシンクロしてしまった。
人は…寂しさや悲しさから生み出すものを、愛しむのだなあ…。
Posted by ブクログ
途中までは切なくもほのぼのした感じで読み進めていたけれども、ラストの「山上記」で一気にもやもやっ。
個人的には最初の「横縞町綺譚」のような感じの連作が良かった。
Posted by ブクログ
全体的に漂うセンチメンタルな感じが好き。
この方の他作品「ハートブレイク・レストラン」のオチが鮮やかだったので、短編連作ミステリーと聞くとどうしてもわくわくしてしまう癖がついてしまった。
この方の作品は、全体の構成がとても綺麗ですよね。
木崎の超常現象に対するハードルがどんどん低くなっていって、ラストに結びつくところは鮮やかだったのに、それまでの話の解説をし始めたところはうっとうしかった。そんなんせんでもわかるがな。
横縞町綺譚は面白かった。
雨月夜は腑に落ちない。