【感想・ネタバレ】喧嘩侍 勝小吉のレビュー

あらすじ

男谷平蔵(おたにへいぞう)の三男・亀松は、7歳で旗本勝家の養子となり、小吉と名乗る。学問嫌いの彼は、喧嘩に強くなることこそ出世の早道と信じて、道場破りや喧嘩三昧の日々を送っていた。行く末を案じた父親は、小吉を座敷牢に幽閉。そして許嫁(いいなずけ)と二人きりにしたところ、長男・麟太郎(海舟)が生まれたことで……。勝海舟の父・小吉の自由奔放な生涯を描く、痛快時代力作!

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Posted by ブクログ



明治の立役者、勝海舟の親父勝小吉。
男谷平蔵の三男坊亀松は七歳で旗本勝家の養子となり、小吉と名乗る。
小吉は父平蔵が妾に産ませた子、正妻から疎まれた存在だった。歳の離れた二人の兄、彦四郎と三郎右衛門は、祖父男谷検校が築いた莫大な財産によって、幕臣として仕える身。小吉はこの家族の中にあって異分子的な存在であった。

勝小吉自伝『夢酔独言』を引き合いに出しながら、活き活きと小吉が描かれる。
勝海舟の親父小吉はとんでもねぇ悪たれだったようだ。小気味好い一冊でした。

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2018年11月21日

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