あらすじ
日本人はこうやって死んでいった!
僧侶でもある著者が、庶民から高僧までさまざまな時代の人々の死にざまを読み解き、「死=終わり」ではない日本人の死生観に迫る。
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Posted by ブクログ
釈徹宗さんの本は分かり易いが、本書は共感を感じなかった。平安時代から種々書かれてきた往生伝を紹介し、市井のあるいは高僧の臨終の様子を紹介している。基本は亡くなるまで一心に、ときには愚鈍に称名を続けることによって、安らかな浄土往生を遂げるという話。私的にはもうひとつ。でも納得することもあった。僧の話が「本人ひとりに」語られていると感じて開悟する話は、仏様との出遇いの瞬間である。また、臨終に際して良寛の歌「うらを見せおもてを見せて散るもみじ」。「死ぬ時は一人ではない阿弥陀仏とともに」など。112頁で中断。
Posted by ブクログ
「死では終わらない物語について」往生伝や
終活、いかに死ぬか。宗教と死。をテーマに
書かれた本。
久しぶりに読んだ釈氏の本でもあります。
まだまだ、死について具体的に近しく感じたことは
今のところありません。
一度危ないといわれていた時はあるようですが、
その時は本人は全くわかっていませんでしたので。
ただ、この本を読んで。先に死んでいった人たちと
会えるのであればそれはほんとに少しだけ、
前向きになる感じがします。親父に会いたいなあと
少し思います。
怖かったし、そんなに仲好というような関係では
なかったけど。今の現状を話ができればいいなと
思います。