【感想・ネタバレ】メタルギア ソリッド サブスタンスI シャドー・モセスのレビュー

あらすじ

自国に牙をむいたテロリストを鎮圧し、人質を救出する。それは、単純な任務のはずだった。しかし、ソリッド・スネークは国家レベルの陰謀と遺伝子レベルの運命に巻き込まれる。いまあかされるシャドー・モセスの真実!

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Posted by ブクログ

この作品は20世紀最高のシナリオと称えられたゲーム『METAL GEAR SOLID』のノベライズ作品です。

『メタルギア』シリーズは小島秀夫監督の下制作されたゲームで、そのシナリオは冷戦や反戦、反核をテーマに描かれています。単なるゲームの域を完全に超えています。この作品の持つシナリオの奥深さ、メッセージ性に私は痺れました!

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2024年08月18日

Posted by ブクログ

語り手の設定が神がかっていると思います。このアイディアはずるい

リキッドが好きすぎてこればっかり何回も読んじゃうマンと化している…

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2017年07月16日

Posted by ブクログ

サイコ・マンティスと、グレイ・フォックスの死に、不覚にも涙がにじんだ。彼らの悲しい運命に、鼻の奥がツンとした。ここまでドラマティックに、あの名台詞が響くとは。こんな物語だったのかと改めて驚き、こんな作品に出会えてよかったと思った。

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2015年10月18日

Posted by ブクログ

1998年にコナミより発売されたPSソフト『メタルギアソリッド』のノベライズ作品。ノベライズは、同シリーズ作品『メタルギアソリッド ピースウォーカー』のノベライズを担当し、ゲーム原作者である小島秀夫からその高い完成度を評価された、野島一人が引き続き担当している。

原作で描かれた「シャドー・モセス島事件」が起こった4年後の世界で、アメリカのマンハッタンに住む一人の少年が当該事件について書かれたテキストを読み進める形で物語が進行するのが特徴。また、ゲーム発売当時の1998年にはまだ発生していなかったアメリカ同時多発テロ事件が物語の背景に組み込まれており、現代の諸問題(ポスト冷戦、核、紛争、テロ...etc)をテーマにしている原作の物語により深みが与えられている。

原作をプレイしていなくても、本書のみでストーリーは十分に理解できるものと思われる。前述のように、元々がリアルな近未来を描いた作品なので、テキストのみでは想像し辛いシーンが少ないというのもあるが、原作の世界観やテーマ等を十二分に理解している野島一人(小島秀夫評)だからこその読み易さがあるかもしれない。

物語の最後は、次作『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』で描かれる「ビッグ・シェル占拠事件」の発生を仄めかして締められている。本作同様、次作も原作の内容は把握しているので、オリジナル部分である「物語を観測する少年」がどのように描かれるのかを楽しみに、次作ノベライズを読み進めたい。

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2021年04月18日

Posted by ブクログ




 

 ソリッドスネークが人質救出や核攻撃阻止のためにテロリストに占拠された島に潜入し激闘を繰り広げていく。
 その過程で国家の陰謀、テロリストの思惑、自身の出自や生きることへの疑問などが交錯していく。核攻撃しようとしてる悪いテロリストを倒すという単純な話から人質、敵や味方を通して核兵器の開発秘話、テロリストの出自や目的、主人公に伏せられていた味方の秘密や国家ぐるみの陰謀などと大きな話に繋がっていく。

 面白さ
 ・徐々に明らかになる陰謀。
 目の前の敵は悪ではなく本当の敵は国家や権力の陰などの見えないところにいて戦場にいる当事者を操っている。敵が語る自身の生い立ちの不幸は国家間の争いや策略が原因でテロ行為に至るのも当然で悪事の元を辿ると国家や権力者に繋がっていく。

 ・自分の生き方への疑問と向き合い方
 生まれた時から大きな力に操られ、今までの人生は他人に作られたもので自分の人生はどこか分からなくなる中で本当の自分や生き方を探ろうとする葛藤の人間らしさ

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2021年03月17日

Posted by ブクログ

ゲームメタルギアソリッド1の内容に、一部オリジナル要素を加え、2015年の解釈でノベライズにした内容になっています。
なのですが、ゲームに思い入れが強かった自分には、内容がかなり原作に準拠しようとした結果、淡々としなっていて、ゲーム内のイベントこなすように読むことに作業感を覚えてしまいました。

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2015年12月04日

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