あらすじ
半藤一利氏絶賛!大和ハウス創業者・石橋信夫。彼の人生はまさに困難の連続だった。戦争、負傷、下半身マヒからの奇跡の生還。終戦、シベリア抑留、拷問、再び生還。ゼロからの起業、そして一兆円企業へ。幾多の試練を乗り越え、昭和史とともに時代を駆け抜けた男の屈のリーダーシップを鋭い筆致で描いたノンフィクション。
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Posted by ブクログ
日本で初めてプレハブを作り、住宅ローンを根付かせた人らしい。
仕事は儲けるためではなく、世間の役に立つ事をする、として団地を作ったりリゾートを作ったり。
それなりに読ませた。
Posted by ブクログ
『熱い心が人間力を生む』の流れで読む。
大和ハウス工業の創業者、石橋信夫の生涯。
闘争心、先見力、本質を読み、断固として実行する力。
満州での林業、関東軍の小隊長、下半身マヒの負傷、シベリア抑留、大和ハウスの創業からパイプハウス、ミゼットハウス、歩道橋、プレハブ住宅、宅地造成・都市開発、ロードサイド店舗、リゾート事業と、逆境を見越した新機軸により業績を拡大させてきた大経営者の努力がしのばれた。
災害に強く工期の短い建造物、過疎地域の経済活性化をねらうリゾート事業など、人々への貢献がベースにある事業展開に感服しつつ、都市開発やロードサイド店舗の展開による核家族やシャッター商店街といった生活環境への(原因とは思わないが、助長した)影響力も知った。
時系列での記述であるため、石橋信夫の人間力の全体像はよく分かるが、経営のポイントなどを整理されたかたち(樋口武雄による四つの品性(公平公正、無私、ロマン、使命感)と四つのリーダーシップ(先見力、統率力、判断力、人間力))で学ぶには適当ではない。
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