【感想・ネタバレ】400年の流れが2時間でざっとつかめる 教養としての日本経済史のレビュー

あらすじ

世界で戦う日本人になるためのキーワードは「川を上り(=歴史に学び)海を渡れ(海外の状況を知る)」。歴史とは私たちが生きている社会ができたプロセス。流れを捉えれば今、起きていることの意味が見えてくる

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・明治維新において急激な近代化をどうして成し得たのかといえば、それは「危機感」であり、危機感があったからこそ、人々は改革を受け入れた。 → 危機感をどううまくリーダーが醸成できるかが鍵。

・少しずつ変えるというやり方では、古い権益を持った人たちが力を持ち続けて、常に揺り戻しを起こすので一気に変えなければならない。

・戦後の日本ではすべての領域に投資をできなかったので、特定の分野に資金、人材、資材を集中させ、相互が循環することによる産業全体の拡大を目指した。(傾斜生産方式)しかし、そのことが企業と政府をくっつけすぎてしまった可能性も否めない。

・トップたるもの、何をやっても批判される。それを受け入れる度量がなくてはダメで、批判をすべて受け入れ、それでも自分の考えを貫く必要がある。何かを変えようととすれば血が流れることもある。多方面から批判が来る。それが普通。

・やればできるのにいつまで経ってもやらない。スピードが上がらないというのはよくあること。締め切りがあるのにやらなければ叩かれるので、すぐに取り掛かり、スピードも上がる。

・小泉は経済のことあgわかっていないから竹中に丸投げだ、という批判に対して、「一番わかっている人にやってもらえばいいんだよな」といった。誰に任さればいいか。的確な人材登用を行うことこそが見識であり、指導力である。

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2016年01月16日

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