【感想・ネタバレ】ラスト・タウン―神の怒り―のレビュー

あらすじ

保安官イーサン・バークの告発が引き金となって、町を外界と隔てるゲートは開け放たれた!異形の生き物が群れをなしてなだれ込み、人びとに襲いかかる。凶暴な牙と爪!血塗られた町を飛び交う恐怖の叫び!イーサンは住民を組織して、怪物たちや町の創設者に立ち向かう。だが、仲間は次々と怪物の餌食に……。人類最後の町の未来はいかに?『パインズ』『ウェイワード』に続く三部作の完結編!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

3作目はやっぱり何を書いてもネタバレなので、たいへんうまくまとまっている、本書の前文より抜粋させていただきます。

ラスト・タウンについて
最後の町ウェイワード・パインズへようこそ。

シークレットサービスの捜査官イーサン・バーグは三週間前、アイダホ州ウェイワード・パインズにやってきた。この町の住民は誰と結婚するか、どこに住むか、どこに勤めるかを指示される。
子どもたちは町を創設したデイビッド・ピルチャーは神であると教わる。何人も町から出ることは許されない。質問をするだけで命が危ない。
しかしイーサンは知ってしまった。町の周囲にめぐらされた電気フェンスの外側には驚くべき秘密があり、フェンスは外のおぞましい世界から町を守るために存在していること。その秘密があるために、全住民は正気を失った男と彼を信奉する一団にすべてを管理されている。
フェンスを突きやぶられたら最後、力で劣る人類の生き残りなど、一瞬にして淘汰されてしまう。

以上抜粋。


スケールの大きなエンターテインメント小説でした。
冒険小説として、また恋愛的な要素もあり、ページを繰る手が止まりませんでした。
最後になりましたが、この物語の面白さを、このサイトで紹介してくださったフォロワーの方々にお礼申し上げます。
どうもありがとうございました!

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2019年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この2~3ヵ月の間、テレビ・書籍で僕を魅了し続けた
ウェイワード・パインズ。小説版とドラマ版で同じだったのは初期設定
だけで、ほぼ別の物語だった。ドラマのまとめ方があまりに秀逸であっ
たが故に、小説がどういう落とし方をしてくるのか少々心配していたの
だが、どうやら要らぬ心配だった模様。

とにかく、最近のSFパニックサスペンスの中では抜きんでて強烈な内容。
迫り来る恐怖だけでなく、人間のいちばん正直でいて醜悪な部分が丹念
に描かれているため、読中に何度も心がキリキリ痛む。底冷えするよう
な恐怖、とでも言うべきか・・・。

そしてラストは、こちらも驚愕の内容。
ただ、ドラマ版よりもこちらの方がまだ救いがあるかもしれない。

原作のブレイク・クラウチはもちろんのこと、すばらしい翻訳を披露し
てくれた東野さやか氏に大きな拍手を。
ウェイワード・パインズ、ここにて終結!

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2015年08月20日

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