あらすじ
優しくて料理上手な母親とふたり、赤い屋根の家で快適に暮らす「あの子」。でも「このままでいいのか」という思いが頭から離れない。やがて「あの子」はリュックにおにぎりとお気に入りのパンツを詰めて家を出る――。画家としても活躍中のクマザワミキコが贈る、ゆるくて可愛くて哲学的な「あの子」の世界!!
...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ほんとうに、 ”なんでそんなことしちゃうんだろう”
ね。
どうしてそのまま留まれないんだろうね。
わざわざ、楽しくて快適な「家」を離れて
ひとりで何処かへ行かなくてはならない気がしてしまうんだろう、ね。
悲しい。寂しい?うまく説明できない、せつなさ。
本当の本当にひとりになった“あの子”は何処へ行ったんだろう。
選んでひとりになったこの子は、これから何処が「家」になるんだろう。
「家」ってなんなんだろうか。
それはひょっとして、自分?
ページを閉じたあとも、思い巡らし、余韻の残る作品です。