【感想・ネタバレ】「ゆとり教育」が国を滅ぼす(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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2002年4月から全国の公立小中学校で新学習指導要領にもとづいた学習内容3割減の、いわゆる「ゆとり教育」が始まった。だが、その実態はいわば「ゆるみ教育」であり、子供を怠惰へと誘惑し、出る杭を打とうとする歪んだ“平等主義”が根底に潜んでいるのではないか。本書では教科別に各専門家が学習内容の変容を検証する。編著者の小堀桂一郎氏は、「ゆとり教育を続ければ、確実に子供の学力低下が加速され、日本は国力衰退、亡国への道を歩むことになろう」と警鐘を鳴らす。

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Posted by ブクログ

「小・中学生の勉強時間が世界最低レベルの国」「小・中学校レベルの算数ができなくても大学生になれる国」これこそが我々の母国、日本の現実なのです。この現実の中で実施されるゆとり教育。これは本書中、随所に指摘されているとおり、「ゆるみ教育」以外の何者でもありません。人の人生にとって重要な教育、ひいては国家の運命を左右する問題である教育。それが文部科学省によって崩壊させられようとしています。現状を見る限り文部科学省は国民を愚民化することによって自分たちが国家を支配しようとしている、あるいは国を滅ぼそうとしていると言わざるをえまえん。少しでも早く、このゆるみ教育を止めさせ、本来の教育を取り戻す必要があります。教育は30年、50年、さらには100年後それ以降の国家に直接の影響を与えるのです。
学ぶ楽しさを知るまでには、必ず学ぶ大変さを乗り越えなければなりません。そのためにも、基礎的な知識は小・中学生の段階で学んでおくことが必要なのです。

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2010年05月22日

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