あらすじ
ゲーム理論は、様々な社会問題の解決方法を探るために多くの研究者に用いられていますが、その思考法は、ビジネスにおいても大いに役立つものです。複雑に見える問題であっても、「ゲーム」として俯瞰して考えることで、より明確に本質を捉えることができるようになるためです。
本書では、「囚人のジレンマ」や「ナッシュ均衡」などといった、一見難解なゲーム理論の考え方を、寂れた温泉街を舞台としたストーリーを通して解説します。問題解決力を高め、戦略的な思考法が身につく1冊です。
舞台は、さびれた元炭鉱町の温泉街・歩成町。主人公の銀次郎は、突然失踪した兄・金太郎の代わりにムリヤリ温泉旅館・桂馬屋の主人に据えられた。目新しい観光施設のない歩成町は、“ジリ貧”状態に陥っていた。銀次郎も、「仕方ない」と諦めかけていたが、そんな時、桂馬屋に連泊していた香子から「ゲーム理論」を学ぶことになり…
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Posted by ブクログ
ちょっと前にNHKで囚人のジレンマなどの経済心理学?行動学的なことをやってるのを思い出して、冬休みに読もうと思って買った。
意識せずに、似たようなことをやっていつつ、あらためて勉強して「そうだったのか」ってこともよくあること。
コーディネーションゲーム、ダイナミックゲームなどの理論など。
また、事態を打開したり、チームを運営するには「協力する」「信頼関係を築く」というのはどの本でも中心に据えられる基本理念である。