あらすじ
ゲーム理論は、様々な社会問題の解決方法を探るために多くの研究者に用いられていますが、その思考法は、ビジネスにおいても大いに役立つものです。複雑に見える問題であっても、「ゲーム」として俯瞰して考えることで、より明確に本質を捉えることができるようになるためです。
本書では、「囚人のジレンマ」や「ナッシュ均衡」などといった、一見難解なゲーム理論の考え方を、寂れた温泉街を舞台としたストーリーを通して解説します。問題解決力を高め、戦略的な思考法が身につく1冊です。
舞台は、さびれた元炭鉱町の温泉街・歩成町。主人公の銀次郎は、突然失踪した兄・金太郎の代わりにムリヤリ温泉旅館・桂馬屋の主人に据えられた。目新しい観光施設のない歩成町は、“ジリ貧”状態に陥っていた。銀次郎も、「仕方ない」と諦めかけていたが、そんな時、桂馬屋に連泊していた香子から「ゲーム理論」を学ぶことになり…
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
参照基準を変えれるか、各ステークホルダーを俯瞰してみるべき、その裏の背景や欲求を知ろうとする。このあたりが使えそうな考え方だなと。
シンプルに知識として囚人のジレンマとかは知れてよかった
Posted by ブクログ
ナッシュ均衡がいまいち分からなかったのでもう一度読みたい。
仕事の課題は2✕2の4マスのような簡単な関係にはなりにくいが、
できる限り簡単に俯瞰していきたい。
もう一度読んで実践してみたい。
Posted by ブクログ
とても判りやすいです。まさに俯瞰した視点で作られているという印象を感じました。でもゲーム理論を判りやすく説明する文章部分は他の本に譲って、もう少しマンガのページを増やして欲しかった。
Posted by ブクログ
ビューティフルマインドを見た。ジョンナッシュとゲーム理論に興味を持った。この本を手に取った。ナッシュ近郊だけではありません。数多くの戦略を持つ大切さは、システム理論からも裏付けられます。さらなる良書を求めよう。
Posted by ブクログ
タイムマネジメントで悩んでいる中でゲーム理論を上司から紹介され、まず入口として敷居の低そうな本書から入りました。ストーリーもわかりやすく、ポイントを理解できたと思います。時間を空けずにもう少し専門的な本も読みたいと思いました。
Posted by ブクログ
人間の行動を学問化した新しい分野
何でも学問になるもんだ。
ボランティアではなく、
体験ねえ、なるほど。
ただし、やっぱり人間の行動は簡単に
区分できるほど単純ではない。
教養ではなく知識として知っておく。
物語の温泉街のように自分たちで考える。
役所、行政に頼ってはいけない。
本題ではないが、マズローの5段階の欲求は
覚えておこう。
Posted by ブクログ
⚫︎ゲーム理論とは?
⚫︎囚人のジレンマ ゲーム理論の基本
⚫︎コーディネーションゲーム 社会が動くしくみ
⚫︎ダイナミックゲーム 時間的な視野を広げよう
⚫︎行動経済学的ゲーム理論 人の行動を知る
⚫︎ゲーム理論の応用 一歩進んだ問題解決のために
各章で実戦的なマンガが入っているので、とてもわかりやすい。
戦略思考の苦手な自分だが、少しでもこれを活用できたら良いなと思う。
経済学に苦手意識がある方には、わかりやすい本だと思う。
Posted by ブクログ
ちょっと前にNHKで囚人のジレンマなどの経済心理学?行動学的なことをやってるのを思い出して、冬休みに読もうと思って買った。
意識せずに、似たようなことをやっていつつ、あらためて勉強して「そうだったのか」ってこともよくあること。
コーディネーションゲーム、ダイナミックゲームなどの理論など。
また、事態を打開したり、チームを運営するには「協力する」「信頼関係を築く」というのはどの本でも中心に据えられる基本理念である。