【感想・ネタバレ】neko shirt ねこ刺繍のレビュー

あらすじ

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刺繍アーティスト、hirokoが刺繍する「ねこシャツ」は、週に一枚ペースで世界に発信されている。依頼者から送られてきたねこ写真を元に、シャツのポケットからねこが顔を覗かせている刺繍だ。写真?と思えるほどの出来映えで、日本では無名だが、すでに彼女の名前を騙ったニセモノが世界に出回っている。「ねこシャツ」刺繍を多数紹介するとともに、作り方のヒントも紹介。オリジナル小物刺繍の図案もあり、刺繍も楽しめます。

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Posted by ブクログ

 話題の、ねこシャツ(「neko shirt」)作家、hirokoさんのまるっと1冊ねこシャツ本。

 hirokoさんの刺繍は、写真のようにただリアルに再現されただけではなく、表情は愛らしく、毛並や毛艶まで繊細で、タッチがふんわりと優しい。注文者と相談しながら生地から選び、好みの形やサイズへ、ひとつひとつシャツの仕立てからねこ刺繍まで、おひとりで制作されている。
その評判は海を越え、世界各国から注文が入るほど。
本当に素晴らしいと思う。

 ねこ好きとして眺めても、いろいろなコの表情が楽しめるし、趣味で刺繍をする者(といっても、クロスステッチだけど)として眺めても、どうしてこんな表現が針と糸で表現できるんだ、とうっとりしてしまう。
不器用な私には、魔法のように見える。

 本のつくりに関して、ひとつだけー。
34~35頁に載っているコたちも、もう少し大きな写真で見たかった。せめて29頁くらいの大きさで。

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2016年05月05日

Posted by ブクログ

もうもうもう、どれを見てもかわいい。どれを見てもうっとりする。心が溶けるのを感じる。

掲載されているねこの刺繍は、すべて著者のhirokoさんが縫ったもの。もともとは、小柄な息子さんのために必要に駆られて服を作っていたそうだ。それがある時、当の息子さんから「リアルな刺繍をシャツにしてみてよ」と頼まれ、猫好きな彼のためにかわいいねこ画像をシャツの胸ポケットに刺繍したのがすべての始まりなんだそうだ。そのシャツの画像がネットで広まったことがきっかけで、海外からぜひ自分にもあのシャツを縫ってくれないかと依頼が殺到し、手仕事で遅々とした取引ながらも、色々な方にシャツを得るようになったらしい。

どんなお客様がいて、どんなねこシャツを着てらっしゃるのか、というのも興味が惹かれるところだが、そのエピソードも写真つきで紹介されているので楽しい。うら若い女学生さんから、貫禄のある大学教授、息子へのクリスマスプレゼントをこっそり用意するかわいいお父さんまで、いろんな国のいろんな人がこのhirokoさんのねこシャツに夢中のようだ。

たぶんこの方、もともとデザインのセンスがすごく際立った方で、シャツではなくて小さな巾着袋なども写真で紹介されているのだけど、ちょっとした花の模様の形とか色使いとか、そういうところにも才能を感じさせる見事な出来栄えで惚れ惚れしてしまう。

(こぎん刺しでさえ挫折している私には到底無理だけど)簡単な作り方も紹介してくださっているので、チャレンジしたい人はきっとこの図面を見ながら頑張れるようになっているのだろうなー。というか、実は私、この本の帯がねこシャツ注文優先権をかけた抽選券になっているというので喜び勇んで買ったはずなのに、すっかり申し込み締め切りが過ぎ切った頃まで申込みを忘れていて、それが今でもものすごく心残りである。(普通に注文しようと思ったら、年に一回、ものすごい運を勝ち抜いてその権利を得ねばならないらしい。)

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2016年01月24日

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