【感想・ネタバレ】見知らぬ明日のレビュー

あらすじ

新聞記者・山崎はつぶやいた。中国で何かが起こっている……。文化大革命の収拾期、新疆ウイグル自治区に宇宙人の攻撃がしかけられたのだ! 情報が届かぬ中、冷戦構造のアメリカ、ソ連、そして中国は互いに疑心暗鬼になり、大国間の国際政治はのっぴきならない状況へと追い込まれ、ついにその影響は日本にまで波及した。未曾有の異常事態に、人々はどのように向き合うのか。「明日」も又「今日」と変らぬと信じている人々に、人類は存続しうるかと鋭くせまる問題の書! 『日本沈没』と並ぶ注目の名著。小松左京ライブラリによる解説を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 現在の中国がまだ中共と呼ばれていた頃。
新彊ウィグル自治区で武力衝突が起きたという小さなニュースが発端だった。
主人公の新聞記者はそこに大きな事件の匂いを嗅ぎつけ取材に向かうのだが、現地には予想もしない「敵」が待ち構えていた。

 主人公がいきなり妻以外の愛人と情事に耽るシーンで始まるのは刺激的であり、それとは無関係に世界規模の重大事件が進行しているという一種の「置いてけぼり」感がワクワクする。
映画化したら面白そうなのにな。

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2014年05月03日

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