あらすじ
顧客の振る舞いはビッグデータでは読めない。データ解析の限界を超えるべく、人の行動を人文科学的手法で解析する「センスメイキング」を、アディダス、インテル、レゴ、サムスン、ボーダフォン等の最高経営陣をクライアントとするコンサルタントが丁寧に解説。
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Posted by ブクログ
知的な感じはするし、実際「ヨガはスポーツなのか」のような問いの立て方(というより価値観)が重要というのはそうなのかもしれないけど、私が企業だとしたらこの人たちにコンサルティングされたいとはあまり思わないかも。人文科学をやってるコンサルタントですぐらいな感じに思っておく方がいいかもしれない。
そして人文科学をやっていれば皆この本のようなコンサルタントが全員できるんだということの証明でもない。
Posted by ブクログ
これ自体が「厚い記述」(?)。。センスメイキングとは何か、一言であらわすのでなく、言葉を割くことで表したような一冊。
センスメイキングは、デフォルト思考と対照的で、仮説を定めず、質的な証拠をもとに、「なぜ」に答える思考方法。
デフォルト思考と補完しあいながらつかうことで、人の行動の背後にあるものを理解するのに役立つという。
具体的にマーケティングの場面では、観察、写真やビデオ、インタビューなどの詳細な記録をもとにパターンを割り出し、またそれを企業のパースペクティブと照らし合わせ、アクションをきめる
とのこと。
Posted by ブクログ
「問い」の重要性に関する本。
適切な問いにたどり着くためには、人文科学的アプローチによって顧客の立場に立ち、商品(店舗)などはその文化的コンテクストの中でどのように存在しているかを理解する必要がある。
デフォルト思考(いわゆるデータ分析)ではいつまでも自社のドメインレイヤーを変えることができない。
アディダス、レゴなどの事例を折り込みながら、丁寧に説明してくれる。
あとに出た「Sense Making」よりこっちのほうがいいかなぁ。あっちも前半は好きだけど。