あらすじ
有能な弁護士だったフリンは、苛烈な裁判闘争に擦り切れ、酒に溺れた。妻と娘は彼から離れ、自身は弁護士も辞める。その彼の背中に押しつけられた銃。「法廷に爆弾をしかけて証人を殺せ、断れば娘を消す」――ロシアマフィアの残虐な脅迫。自分はどうなってもいい、娘のために闘う決意をした男が取ったのは……
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Posted by ブクログ
冒頭からスリリングな展開、アクションシーン、法廷シーンもなかなかの迫力。若干、爆弾の取扱いに無理があり、助けてくれる人との関係性の説明が、あれだけやってくれることを考えると少し足りないような気がした。が、全体的に面白かった。このシリーズが続くなら読み続けたい。
それにしても、最近のアメリカのアンダーグラウンドにはロシアンマフィアがよく出てくるなー。現実そうなんだろうなー。
Posted by ブクログ
詐欺師の過去を持つ元敏腕弁護士エディーがロシアンマフィアに娘を人質に取られ法廷内に爆弾を持ち込む役を押し付けられる。
マフィアのボスはこれから始まる裁判の原告で、そこで証言をしようとしている内情を知る証人を爆破しようとしているのだ。
いきなりフルスピードで始まるスリリングな展開。
なんとか第一幕をしのぎきり、機を見て反撃に出ようとする最中にぼんやりと浮かび上がってくる不自然な状況。
何か裏がありそうだが、いまいち捕まえきれず、もんもんとしながらも状況を打破しようとするエディ。
非常に引き込まれる語りだったのだが、もったいぶって引っ張った割にありがちな結末で、それはがっかり。