スティーヴ・キャヴァナーの作品一覧
「スティーヴ・キャヴァナー」の「弁護士の血」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「スティーヴ・キャヴァナー」の「弁護士の血」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ダイナーのトイレで銃を突きつけられ、爆弾付きのジャケットを着せられた上、法廷に放り込まれた弁護士フリン。ロシア・マフィアのボスの保釈の為、証人を爆死させる計画だった。背けば誘拐された10歳の愛娘の命は即消える。昔、スリや詐欺で慣らした腕でさまざまな困難に立ち向かうフリン。31時間という期限付きな為、スピード感があった。妻との別居や1年前に携わった事件が元でのアル中の治療入院を終えたばかりのフリン。その彼が娘を救い、弁護士の誇りをかけボスに徹底的に制裁を与えるべく奔走する姿はめちゃくちゃカッコ良かった!
リーガルサスペンスでありながら、アクションもたっぷり味わえた。本国ではシリーズを重ねているら
Posted by ブクログ
全編にみなぎる熱量が凄い。一時期ミステリ界を席捲したリーガル・サスペンスの一種だろうというバイアスは、幕開けから覆される。本作は、臨界点まで追い詰められた男の闘いを、圧倒的な筆力で活写した血が滾る傑作である。
舞台はニューヨーク。弁護士エディー・フリンは、朝食に立ち寄った店のトイレ内で、前触れなく背中に銃を突き付けられた。瞬時に体が反応する。背後に立つ男の脅し文句と所作から、即座に相手の素性と特徴を推察。銃の男が右利きであることを見取り、左側の隙から反撃する手順を脳内で辿る。一介の弁護士としては並外れた挙動。だが、もう過去の自分ではないと自戒し、冷徹に情況を見極める。僅か冒頭1ページ。主人公