スティーヴ・キャヴァナーの作品一覧

「スティーヴ・キャヴァナー」の「弁護士の血」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 弁護士の血
    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    有能な弁護士だったフリンは、苛烈な裁判闘争に擦り切れ、酒に溺れた。妻と娘は彼から離れ、自身は弁護士も辞める。その彼の背中に押しつけられた銃。「法廷に爆弾をしかけて証人を殺せ、断れば娘を消す」――ロシアマフィアの残虐な脅迫。自分はどうなってもいい、娘のために闘う決意をした男が取ったのは……

ユーザーレビュー

  • 弁護士の血

    Posted by ブクログ

    ダイナーのトイレで銃を突きつけられ、爆弾付きのジャケットを着せられた上、法廷に放り込まれた弁護士フリン。ロシア・マフィアのボスの保釈の為、証人を爆死させる計画だった。背けば誘拐された10歳の愛娘の命は即消える。昔、スリや詐欺で慣らした腕でさまざまな困難に立ち向かうフリン。31時間という期限付きな為、スピード感があった。妻との別居や1年前に携わった事件が元でのアル中の治療入院を終えたばかりのフリン。その彼が娘を救い、弁護士の誇りをかけボスに徹底的に制裁を与えるべく奔走する姿はめちゃくちゃカッコ良かった!
    リーガルサスペンスでありながら、アクションもたっぷり味わえた。本国ではシリーズを重ねているら

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    2020年12月04日
  • 弁護士の血

    Posted by ブクログ

    全編にみなぎる熱量が凄い。一時期ミステリ界を席捲したリーガル・サスペンスの一種だろうというバイアスは、幕開けから覆される。本作は、臨界点まで追い詰められた男の闘いを、圧倒的な筆力で活写した血が滾る傑作である。

    舞台はニューヨーク。弁護士エディー・フリンは、朝食に立ち寄った店のトイレ内で、前触れなく背中に銃を突き付けられた。瞬時に体が反応する。背後に立つ男の脅し文句と所作から、即座に相手の素性と特徴を推察。銃の男が右利きであることを見取り、左側の隙から反撃する手順を脳内で辿る。一介の弁護士としては並外れた挙動。だが、もう過去の自分ではないと自戒し、冷徹に情況を見極める。僅か冒頭1ページ。主人公

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    2019年04月19日
  • 弁護士の血

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭からスリリングな展開、アクションシーン、法廷シーンもなかなかの迫力。若干、爆弾の取扱いに無理があり、助けてくれる人との関係性の説明が、あれだけやってくれることを考えると少し足りないような気がした。が、全体的に面白かった。このシリーズが続くなら読み続けたい。
    それにしても、最近のアメリカのアンダーグラウンドにはロシアンマフィアがよく出てくるなー。現実そうなんだろうなー。

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    2018年12月31日
  • 弁護士の血

    Posted by ブクログ

    まるでハリウッド映画のような作品。冒頭から息をもつかせぬ展開で、話に引き込まれる。でも、ちょっと出来過ぎ感が否めないかな〜。

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    2016年05月28日
  • 弁護士の血

    Posted by ブクログ

    二十四時間裁判に関わり、自らの魂をすり減らし、家庭をかえりみることができない―ニューヨークの弁護士エディー・フリンは、酒に溺れて妻から見放され、いま町をさまよい歩いていた。そんな時、ロシアン・マフィアが彼を脅迫する。要求をのまなければおまえの娘を殺害する。十歳の愛娘が拉致され、いま命の危険にさらされている。マフィアのボスは、自分に不利な証言者を殺害しろという難題を突きつけてくるが…。

    映画化前提のようなリーガル・サスペンス。アクションも含む。

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    2015年11月23日

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