【感想・ネタバレ】大人のADHD ――もっとも身近な発達障害のレビュー

あらすじ

今まで「ADHD(注意欠如多動性障害)」は、一般的に子供の「病気」とみなされてきた。しかし近年、ADHDと診断される大人が急増している。その数は成人の約3%(クラスに1人!)にも及ぶ。本書は、最近とみに注目されるようになってきた「大人のADHD」について、専門医が解説する一冊である。ADHDとは何か、特有の症状はどんなものか、ASD(自閉症スペクトラム障害)との相違点は何か、どんな治療法があるのか。この不思議な「疾患」について知るための、決定版といえる一冊である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

精神科医で発達障害が専門の医学部教授による大人のADHDを紹介した本。ADHDが軽症の場合、学生の頃はなんとか過ごせてしまうので問題が顕在化されない。社会に出た時に対応できずうつ病など2次障害を発症してしまうとのこと。

私自身はADHDと診断されたことはないし、そもそもADHDかどうか診てもらったこともない。ただ、ADHDの不注意や過集中といった傾向は自分にもあるなと前から気にはなっていた。本書を読んだ理由である。

注意力に関する問題は、特性となって活かせるシーンもあるようだ。印象的だったのは「ADHDの人は人懐っこい」という記述(p48)。これは推測だが、不注意がゆえに相手の心情にも気づかず、不安になりにくいのかもしれない。良くも悪くも他人の緊張が伝わってこない、という感じ。

しかしながら、対人関係が複雑化していくにつれ、ADHDのマイナス面(約束を忘れる、話に集中できない、など)で信用を失い、人懐っこさがなくなっていってしまうケースが多いのだとか。それがなんとも切なく感じた。

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2026年01月05日

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