あらすじ
コミックエッセイにおいて、日本で初めて「統合失調症」を描き、異例のベストセラーとなった前作。
全国の読者からはたくさんの感想のお手紙をいただきました。
その感想の中でも意外に多かったのが、ユキさんの夫・タキさんのこと。
「タキさんと結婚したことでユキさんが幸せになれてよかったですね」
そんな言葉がたくさんありました。
しかし、じつは結婚後すぐに家族みんなが幸せになったのかというと、そうではなかったのです。
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タキさんと同居することになり、ユキとお母ちゃんはその幸せを手放さないために、ある決意をする。
それが、「ビョーキ」のことをタキさんに詳しく話さないこと、タキさんの前では笑顔でいることだった。
しかし、その「隠しながらの生活」は確実にお母ちゃんのストレスとなり、一度は安定したビョーキが再発することに……。
ユキ自身もストレスを感じるようになり、それがまたお母ちゃんを苦しめる……。
そしてある日、事件は起った――。
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じつはすごく大変だったという結婚後の生活から、家族三人での幸せに至るまでを詳細に描いた渾身の一作となりました。
初めて実感した家族の絆と、絆が生んだ「再発防止に役立つ秘訣」が数多く語られています。
「家族の絆」の物語、そして統合失調症にとって大きな問題である「再発防止」を深く描いた物語です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前作が読んでいて参考になったので読んだ。前作同様統合失調症の患者の家族がするサポートの仕方や精神疾患になった場合に受けられる制度の話が読んでいて参考になった。
Posted by ブクログ
すごく、わかりやすい。
とても誤解なく、「トーシツ」について認識がふかまる、良本。
良く書いて下さったなとすごくためになったとともに、すごくご苦労もされてきたんだろうなとお察し致します。
でも暗くないのがすごい。
Posted by ブクログ
前作を読んだ方は今作もぜひ読んでほしい。
しっかりと勉強されているし、役に立つ対応もとてもたくさんのっていると感じる。
宣言ボードは普通の生活でも役立ちそう笑
ユキさんとタキさんの対応力はすごいなと思う。
これからもお元気で。
Posted by ブクログ
何事にも、一緒に、と言ってくれる、
夫・タキさん。
スゴい心の持ち主。こんなに包み込んでくれる人、いるんだな。
家族って、人って、こうやって
支え、支えられて生きているんだなぁと
病気とか関係無しにそう思った。
Posted by ブクログ
p.104
「過去」の積み重ねによって形作られた「今」のあなたが好きだから、「大切なのは一緒に歩む今とこれから」。
旦那のタキさんが素敵でした。
Posted by ブクログ
病気に対応するためには。
とはいえ、イライラしたらどうしても…は
すべての病気にあるはず。
体験談なので、こういう時はこうしたらこうなった、が
非常に役に立ちます。
相手が不安に思っているなら、それを取り除く事。
不安に思うかもしれない事も、取り除く事。
理解できなくても、そうなのかと思う事。
気の持ちよう、大事です。
Posted by ブクログ
(人格高潔イケメンお金持ちという意味ではなく、そこんちにぴったりという意味で)理想的なお婿さんがやって来て、統合失調症のお母さんは義理の息子と同居することになりました。
ビョーキの母と暮らすのに、やっといいペースをつかんできた娘でしたが、母親のビョーキのことを夫に話せぬまま、自分一人で何とかしようとキリキリ舞いに・・・・。
結局一家は協力して、一家のペースを作ることが出来るのですが、家族は困難を分かち合うもの(=迷惑をかけあうもの)という認識に光明があるような気がします。