あらすじ
人類総がかりでレーザーポインタで照らしたら月の色は変わるか? お茶をかき回して沸騰させられる? 元NASAの研究者による人気のマンガ科学解説サイトを書籍化した、NYタイムズベストセラーリスト第1位、全米ロング&ベストセラーがついに翻訳刊行!
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Posted by ブクログ
かなり昔に購入して、面白かったのでずっと本棚にしまっていた本。久しぶりに読み返してみたらやっぱり面白い。
『地球にいる人が全員でレーザーポインタを月に向けたら、月の色は変わるか?』などかなり馬鹿馬鹿しい質問を全力で回答してくれている。
その解説が合っているかどうかはともかく、ちょっとした疑問が新しい発見への一歩だと気付かされる本。
Posted by ブクログ
子供が熱心に読んでいたのを読んでみたらめっぽう面白い。
SF系アニメなどに興味がある人にもハマるのではないか。
単に物理学を当てはめるだけでなくアメリカ流のウィットが炸裂している。
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面白かった!ちょうど引っ越しのどさくさの時に出版された本で、気になってたもののすっかり忘れてました。ブxクXフで100円だったのでほくほくと入手。アメリカ人好きそう、明らかに好きそう。針金人間のイラストも非常に親しみ易いし、挿絵と数字、数式がたっぷりなので、翻訳も横書きで正解だと感じた。ショウモナイようでしょうもなくもない、疑問にキッチリと大真面目に科学的に答えていく、という本書。SATにあてずっぽうで答える、とか、1モルのモグラとか、妙に引き込まれる。最近まあ下火話題になりつつあるが、こんなのも
質問:地球にいるすべての人が2、3週間のあいだ、一人ひとり離ればなれになって絶対会わないようにしたら、風邪なんて根絶されてしまうんじゃありませんか?
まあ、「人間全員が健全な免疫系を持っているわけではない」問題があるんですが、まさかこの本が出版された数年後に大真面目で、こんな対処しかできなかったのが、なんともアイロニックやねぇ。人類はまだまだ赤子ですな。
Posted by ブクログ
しっかりとした論証もさることながら、その語り口、時折見せる軽妙さが読みやすく、そして面白かった。
できるかどうかではなく、あくまでも実際に考えていみることの大切さを思い知る。
海の水を一か所で汲み上げていったらどうなるか。個人的には予想外の結論だった。
Posted by ブクログ
題名からして危険な香りが感じるがその通り。笑わずにはいられないので、電車の中で読んでいると周囲から変な目で見られた。著者はNASAでロボット工学者として働いたキャリアを持つウェブ漫画家。「ウェブに投稿されるヘンテコで厄介な質問にまじめに答える」ということをしており、その中での厳選集がこの書籍。
時折自分が文系人間であることを悔いることもあるが、そんなことお構いなしに楽しめる。奇怪な質問に対して、あらゆる科学的根拠を集め回答する著者のこだわりとそのセンスに脱帽。この書籍を読むと自分たちが今生きているこの世の中が奇跡のようなバランスの上に成り立っていることを感じた。必読。
Posted by ブクログ
スーパープレゼンテーションで著者がプレゼンしているのを聞いて興味を持っていたため、読んでみました。
とても面白い。内容は荒唐無稽な質問にインターネット・コミックの漫画家の著者が答えていく、というものなのですが、その質問への回答たるや、遊び心満載な仮説と思考を組み合わせており、とても面白いです。
同時に勉強にもなりました。大気圏突入で温度が上がるのは大気との摩擦と、子どもの頃から思っていたのですが、どうやら違うようです。
海から水をに抜いていったらどうなるか?の結論には笑ってしまいました。
Posted by ブクログ
「地球が突然自転をやめたら、何が起こるか?」「facebookで死者のプロフィールが生者のものを超えるのはいつか?」「コーヒーをかき混ぜ続けて沸騰させることはできるか?」など、荒唐無稽な質問を真面目に考察する本。ユニークな解説で読みやすいのに、考察内容はいたって真面目なので、ちゃんと知識もつく。こういう、真面目にバカなことを考えるプロセスが楽しい。回答もだけれど、質問をする方の着眼点にもハッとするものがあって、こういう柔軟な思考を忘れないようにしたい。
Posted by ブクログ
Q「光速の90%の速さで投げられた野球のボールを打とうとしたら、どんなことが起こりますか?」
A「ボールの前で核融合が起こり続けて大爆発を起こり、後には巨大なクレーターが残るだろう」
Q「地球にいるすべての人間ができる限りくっつきあって立ってジャンプし、同時に地面に降りたら、どんなことが起こりますか?」
A「地球の軌道は何の影響も受けないが、数十億の人間が死ぬことになるだろう」
「え?なぜそんなことになるの?」と思ったら、本書でその答えを探してみよう。この他にも「ステーキを上空から落として食べごろの焼き加減にできるか」、「カップに入ったお茶をスプーンで高速でかき回して運動エネルギーを加えると沸騰するか」、そんなあり得ない質問に、数学力と調査力、それに科学の知識とユーモアで驚くような答えを導き出している著者は、大学で物理学を学びNASAでロボット工学者として働いた人物で、現在はウェブ漫画家を職業としているそうだ。本書は著者が運営するウェブサイトに投稿された質問をベースにしたもので、アメリカではサイエンス系の本としては破格の大ヒットだった。非現実的な「もしも~したらどうなる?」の質問に可能な限り科学的根拠のある答えを示し、最後にユーモアでオチまで付けるという内容が面白くないわけがない。随所にある棒人間のマンガも笑いを誘う。理系の本と構えずに、楽しみながらちょっとした科学に触れることができる読みものと思って手に取ってみよう。
Posted by ブクログ
突拍子もない質問の馬鹿らしさ、それに対してマジメを装って鹿爪らしく(一応科学的に)ギャグ的回答で返す面白さがたまらない。それにしても子供はどうして「爆弾を台風に投げ込んだら」とか言うんだろうね。ゴジラ対ギャオスみたいなものが好きなんだな。
Posted by ブクログ
日常のあれこれを「もし〜だったら?」と仮定して、突き詰めた本がまさにこれ。
全体的にイラストもあって分かりやすい構成。
また、書かれている内容は割とヘビーなものの、ちょいちょい挟まれる筆者のジョークもまた面白く、軽く読めてしまう。
とは言っても、各お題に対する証明方法が割と難しいことが多く、途中で置いていかれたため☆4とする。
Posted by ブクログ
空想科学読本みたいな感じで、あり得ないシチュエーション・ばかばかしい質問に科学で答える。昔2chであった「光速でうんこしたらどうなるの?」の回答に非常に似ている。
「自分自身で受精したらどうなるの?」の回答の遺伝子の話がわかりやすかった。遺伝子をD&Dのパラメータに置き換えていたあたりアメリカのD&D普及率がかなり高いのだろう。
Posted by ブクログ
面白かった!
全然理系じゃないので、ふーんって読み飛ばしたり、理解するのに時間がかかったりしたけども、数式で求められちゃうんだなとか、よくこんなに調べたり検討したりするなとか、自分とは違う発想・興味の持ち方を見つけたり、当たり前だけど科学っていう方法だからこそわかる世界のことがたくさんあるなと思ったりした。
加えて、作者のユーモアのおかげで読み切れた感もある。面白いなとは思いつつ、なんだかそれが悔しいところ。本文だけじゃなくて注でも面白くて、こんなにふざけていいんだろうかと思うけど、それぐらい面白いべきだよなとも思う。詳しく調べて考えた上でのおふさげって感じはとても好き。
Posted by ブクログ
奇想天外な質問、馬鹿馬鹿しい質問、とっても素直な質問、などなどに理系の論理で回答する。「野球のボールを光速で投げたらどうなるか?」など。論文にあたったり、計算したり、専門家に問い合わせたりして回答する。回答には、皮肉がきいていたり、クスッと笑わせるユーモアがあったりする。単に理詰めで答えているだけではないところがいい。
Posted by ブクログ
質問への回答もいろいろ考えられていて読み応えが有るのだけれど、それだけでなく、実験前後の事象についても考察されていて面白かった。
とくに地球上の全員が集まってジャンプするところは、想像以上の地獄が待っていることに気付かされた。
Posted by ブクログ
書店で平積みになってたのを手に取って、面白そうで思わず購入。馬鹿げたことを理論的に真剣に考える、みたいなコンセプトは好きだけど、そもそもこれ、理解するためには結構なレベルの理科系素養を求められます。なので、字面だけでそれなりに理解できる問答に関しては楽しめたけど、逆にさっぱり意味が分からないものもありました。という訳で、全体としてはまずまずの印象になっちゃいました。
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空想科学読本の海外版といったところ。内容は特撮じゃなくて、これは現実で起こったらどうなる的なことです。科学的な内容よりも、筆者の非常に皮肉ぶった書き方が面白かったです。
Posted by ブクログ
科学的な小さい疑問に答えようとする本。ビジネス上で即効性があるようなものでは決してないけれども、まず疑問に思うこと(たぶん自分はつまらないこと)、それに回答を考えようとすること、この2点については意外に意味があるような気がする。
Posted by ブクログ
ゆとり世代で物理は中学止まりの文系には難しすぎました!!
非現実的な質問に対して、真面目なのか遊んでるのか分からない科学的考察・解説の壮大さと、その質問ゆえに湧き出るアホらしさが面白かった
けど、残念ながら理解は出来ない
そして果たしてたどり着いた応えが合ってるのかも分からない 大体核爆発が起こるのも謎…
結局知識不足で説明の途中から理解が追いつかなくなるので、ふーんって軽く捉えて読む感じになってさまった
著者は物理学専攻でNASAで働いてた経歴の持ち主らしいので、理系や物理が好きな人には面白いんじゃないかなぁと思う
Posted by ブクログ
それなりに面白かった。光速に近いボールを投げるとデッドボールの判定になる。 科学的な解説に関してはざっくりな内容だが、説明がそれほど上手くないと感じた
ちょっと怖い質問コーナーに挙げられている投稿者の発想には恐れ入った。ちょっとガキの使いの質問コーナーを思い起こさせた。松っちゃんなら答えてくれたろうに。
熱いコーヒーを飲んだら割れてしまうほどの低音に歯を冷やすことはできますか?
サル軍団を召集した場合、兵站上、どのような想定外の事態に出くわすでしょうか?
もしも人間に車輪があって飛べたら、どうやって飛行機と区別したらいいでしょうか?
Posted by ブクログ
元NASAのエンジニアでウェブコミック著者のランドール・マンロー氏の著書です。
著者の運営するウェブサイト「WHAT IF?」に寄せられた奇抜な質問に対し、真面目に科学的に回答したものを一冊にまとめた本です。
身近なことをベースにした質問が多く、自分なりの答えを想像しつつ読み進めると面白いです。
ほとんど、自分の予想は外れてましたが、まぁ、著者の回答が本当に正解なのかも定かではありませんが。。。
個人的には、FEDEXのデータ伝送速度、死者のFacebookなどの質問がお気に入りです。
SF漫画を読むような軽い気持ちで読むには最適な本です。
面白かった!
Posted by ブクログ
空想科学読本の海外版という感じ。どっちが元祖かは知らないけれど。馬鹿げたことを科学的に真剣に考えるという内容。それ以上でもそれ以下でもない(笑)
Posted by ブクログ
正直、馬鹿馬鹿しいも質問ばかりなのだが、真面目に考えると意外と面白い。ただどこまでが正しい回答なのかよくわからないものも多いが、概算で計算するとこうなるのだろう。斜め上から見たような見方も面白い。そういう考え方を身に付けたい人が、読むのも良いだろう。
Posted by ブクログ
2つのことを学んだ。1つ目は、独創的な質問に限界は無いということ。2つ目は、どんな質問にも必ず答えはあるということ。ウィットに富んでいるという表現は大げさかもしれないが、質問も答えも、つい「ぷっ」と吹き出してしまう。それでいて、「ほぉ~」と感心してしまう。地球から水を抜いたらどうなるか?は、つい読みふけってしまった(笑)
Posted by ブクログ
質問者が知りたいことから、更に発展させて回答しているので、たまにへりくつを言っているように見えるところがありますが、思考実験として面白いので良しとしましょう。
簡単なイラストなんだけど、このイラストが実はこの本の主役じゃないかと思うくらい。
科学ファンでもちょっと好みは分かれるかもしれません。
自分は充分愉しめましたけど。