【感想・ネタバレ】エイジハラスメントのレビュー

あらすじ

大沢蜜は34歳のごく普通の主婦。可愛い娘にも恵まれて、何不自由ない暮らしを送っていた。ある日、パート先でオバサン扱いをされた上、夫が若い女と浮気している現場を目撃。もはや蜜には、若くて綺麗な愛人と戦うだけの魅力はない。家庭もプライドも失いかけた蜜は、若返りの為に美容外科手術を決意するが、それで幸せな日々は取り戻せるのか!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

わたしは、主人公よりも9歳年上なのだが、今の自分の生き方もイタイだろうかと思うところがあった。
自分のことを言われてる気がして、途中なかなか読み進められないときがあった。
読んだあとも、見た目年齢を気にしてる自分は顕在だし、同年代と思われる人たちを見て安心してる自分がいる。
わたしこそ、若くもないのに少しでも若く見られようとしてるのではないか?
年相応に上手に歳を重ねていくには、どうしたらいいのか?
物語の主人公は答えを見つけたけど、わたしは見つかるのだろうか?
とりあえず、今を大切に生きてく。

0
2018年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマやるんだな~と思ったら無意識にレジに持って行ってしまった。
どうも、ドラマは原作とは少し変わった感じになりそうですね。

たしかに、職場の男の人たちは若い女の子にはちやほやするけれど、エイジハラスメントは、日本人としてはもう当たり前すぎて諦めの境地…
この本の登場人物は、物語とはいえこだわり過ぎな気がします。
みんなイタイ。
特に英美里。
いくら美人でも若くてもこんな性格の女は嫌だ。
日本人は、世界的に見たら、むしろ若作りなんじゃないだろうか?
トシをとっても、中身が大人になりきれない方がむしろ深刻な問題だ。
この本のダンナとか。
中二病過ぎ。
この歳で自分の娘ほどの年齢の女性に手を出し、生き方にあっけなく影響され、ふわふわと舞い上がる。
自分の価値観がはっきり見つけられていない証拠だ。

それでも面白く読めました。
玲子が一番いいかな、このまままっすぐ年齢を重ねて欲しいです。
幸子さんもいい。
昔は『不惑』なんて言葉もあったけど、今では還暦でやっと大人なんだろうか…
むしろ本題とは違うところで考えさせられた。

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2017年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

30代の主婦が「オバサン」になる事への抵抗や心理を描きながら、日本の女性への年齢差別を面白くユーモアを交えて描く物語。
夫婦の危機も訪れるが、自立への機会となり、物語はハッピーエンドで終わる。

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2023年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

34才の蜜は、6才の娘と研究者の夫と暮らしながらも、若さを保つことに執着していたが、ある日、パート先でオバサン扱いされたことで、益々エイジハラスメントに対する反応が過剰になっていく。
そんなときに夫が21才の女性と浮気をし、どう対処するか、足掻きながら自問自答し、最後には大学に入り直して、夫がいなくても自立できるようにと考えるまでに成長(?)する様子を描いたストーリー。

夫の妹が21才で、その若さを目の当たりにして、義妹と年齢やルックスのことでお互いにチクチク言い合うとか、見た目の若さを保つためにぎっくり腰になるほど運動するとか、設定はイタ過ぎるが、蜜の気持ちも理解できる自分もいる。

2008年に書かれたあとがきで、著者も日本の女性が「オバサン」という言葉に過剰に反応すること、10年後には続編が書けない世の中になっているかと書かれているが、残念ながら2023年の今も男女ともに意識は変わってない人が多いように思う。セクハラ、マタハラなど、○○ハラに対する規則もでき、女性活躍も叫ばれる昨今、さすがに公には言わない人が増えたが、本音の部分ではかなり怪しいだろう。

そんなことを気にせず、周りの誰かにも気にさせず生きるには、好きなこと、自分が打ち込める何かを見つけることが大事なんだと思う。私自身、まだ見つけられていないけど。。

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2023年04月22日

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