あらすじ
貴女を絶対に、救ってみせる。
困窮する実家を救うため、子爵令嬢の小夜子は新興の商家・東雲家の長男と結婚することに。だが迎えた初夜、夫から「別の男に抱かれるのを見せろ」と命じられ、義弟となった甲斐に純潔を散らされてしまう。夫の目の前で甲斐に繰り返し身体を開かれ、淫らに弄ばれる日々。しかし閨以外での甲斐は、不器用ながらも小夜子をいたわってくれて……。夜とは違う甲斐の優しい一面を知るたびに、彼に惹かれる気持ちは大きくなっていき――。
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複数モノではない
政略結婚で異母兄弟の2人に凌辱めいた初夜を強要されるヒロイン。ただ実際には両片思いの相手である弟としか致してないので複数ものが苦手な人でもそれなりに安心して読めます。田中琳さんの挿絵は美しかったです。
Posted by ブクログ
実家を救うために結婚した相手が、見た目もいいし金も持っているけど、異常な性癖をもった相手だったってところから入って、3Pものになるのかと思いきや、夫の伊織は妻の小夜子と異母弟の甲斐のHを見て興奮するだけの男で、結局は小夜子と甲斐のHだけで、3Pものが好きじゃない私としてはよかった。
小夜子は伊織に会う前に甲斐に惹かれていたし、甲斐は過去に小夜子に会っていて、ひそかに好きだと思っていたという伏線もあるし、絶対的権力者の伊織に逆らうことができなくて嫌々Hしていたのが、だんだん甲斐じゃないと夫でも嫌って思ってきた小夜子の気持ちの変化も分かり易いです。
放蕩を続けて、仕事を全然して来なかった伊織が、甲斐に一発逆転されて立場が逆転し、甲斐が当主でその妻に小夜子となるところまでは普通ですが、やっぱり最後はソーニャらしく、甲斐が伊織ののどをつぶして牢に閉じ込め、小夜子もなんとなく知っているって感じで終わったのは、スカッとしました。
田中琳さんのイラストも甲斐も伊織もかっこよく、小夜子もイメージ通り。
よかったです。