【感想・ネタバレ】恐怖箱 怪戦のレビュー

あらすじ

「無念なり、無念なり…。」
死してなお戦う魂、息づく情念。「戦」に纏わる実話怪談!
「超」怖い話の加藤一が編著者を務める、年に一度のテーマ怪談アンソロジー。今回のお題は「戦、軍、兵」に纏わる怖い話。武士に纏わる怪奇から、太平洋戦争に纏わる話まで、血生臭くも情念渦巻く全31話収録!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

幽霊なり怪奇なりが人の情念の交錯であるならば、戦争だって十分にソレを生み出す存在である。

所謂幽霊話が語られる場合、生者から死者への後ろめたさや愛情のバランスでどのような話になるか決まります。

故に怪談は誰が誰を語るのか、大変興味深いモノです。

それが戦争にまつわる話となれば、もう私の大好物です。

収録された中には今までに聞いた事ある話や先が読める話も正直少しあり、そのテの玄人にオススメ出来るかは微妙なとこです。

一番面白いのは『告げ口人形』です。

意味がわからない場合、小説であれば大岡昇平『野火』・古処誠二の『ルール』を読んでみることをオススメします。

南方戦線末期の日本軍で「噂」された人肉食に関するお話なんですがね。

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2015年07月20日

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