【感想・ネタバレ】仰天・平成元年の空手チョップのレビュー

あらすじ

時は平成元年、東京ドーム。リングでは前田日明の異種格闘技戦が行われております。その試合を見つめるハンチング帽の男。おう、なんと。この世を去ったはずの力道山ではありませんか。「あの小僧とセメントで闘いてえ。前座はおめえたちだ」27年間の冷凍睡眠から目覚めた力道山は馬場と猪木にそう命じたのでごさいます――プロレスをこよなく愛する著者がおくる夢のプロレス小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

こんなことがあったらおもしろいという想像をありえない話なのにリアリティのある形でまとめられている なにより著者のプロレス愛とおもしろがって書いているところが伝わってくるのがいい

0
2023年03月23日

Posted by ブクログ

プロレスファンのプロレスファンによるプロレスファンのための「こうあって欲しいプロレス」。

まあでも、あの平成元年の熱さを知らないと、楽しめないか……。

しかし、こうやって、これを書ききってしまうと、テーマがかぶってくる「餓狼伝」とかは、書くテンションが墜ちてくるんではないかと心配してしまいます。
実際、執筆スピードは、墜ちている気がするからなぁ。

0
2009年12月25日

Posted by ブクログ

プロレス好きじゃない人にはわからない、マニアックなメタフィクションSF小説。
あの力道山が実は生きていたら…という設定で、実名のレスラーが続々登場する。文庫版解説で谷川貞治氏が
「理想の力道山、理想の馬場、理想の猪木、そして、理想の前田日明―。本著では、常日頃『こうあってほしい』と思い抱く、僕ら共通の”理想のプロレスラー”達が、見事に期待を裏切らず生きている」
と書いている点にこの小説の核はある。
格闘技ファンの中でも、この小説の評価は分かれるところだと思うが、私はこういう感じ、キライではない。

0
2010年12月25日

「エッセイ・紀行」ランキング