【感想・ネタバレ】不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚のレビュー

あらすじ

時は文化文政期の江戸。幕末なんてどこ吹く風の太平楽な町の片隅に、駆け出しの浮世絵師がひとり。女性と見紛うばかりの美貌に、優れた才を持つ。名は石蕗蓮十という。 蓮十の筆には不思議な力が宿っている。描くものに命が吹き込まれるのだ。でも、それは内緒。知っているのはごくわずか。 蓮十の周りはいつも賑やかだ。蓮十の世話を焼きたがる地本問屋のお嬢さん小夜に、悪友の歌川国芳。彼らとともに蓮十は、今日もふしぎな筆の力で町で起こる事件を解決することになり?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

舞台はお江戸。
ちょっと不思議テイストで恋愛ものでもある。
なるほど、ネタ的にも面白いし、さくさく読める。
お堅いイメージの時代小説だけど、こういったお江戸ファンタジー的な作品があってもいいと思う。
野暮天がお豆腐と類義語であるとはね(笑)

0
2013年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸を舞台に描かれる浮世絵物語。
主人公の蓮十は絵師。
絵に纏わる事件だったり出来事が綴られた3編の物語。
表紙絵から女性を想像してしまっていたのですが、男性だったのですね。
描いた絵に命を吹き込んでしまう不思議な能力を持つという設定はなかなかに面白いです。
蓮十の過去には影があるようですが、今後明らかにされていくのでしょうかね。
登場人物達それぞれの背景も掘り下げられていくのを期待して、次巻も読みたいと思います。
蓮十の描いた戯画の兎、亀、蛙がなんだか憎めない感じで好きです。

0
2013年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸を舞台に不思議な絵を描く主人公が事件を解決する話。

作中では主人公の描いた絵が原因なのかと思いきや人が起こした事件であるものが二つ。
主人公の絵が動いている様を描写した話が1つ。

主人公である蓮十とヒロインである小夜の掛け合いが面白かった。はっきりと恋愛描写を描かず、日々の会話の中に相手を想っているという気持ちをにおわせていて良い。

文庫一冊の内容なので仕方ないことではあるが、もっと主人公の能力を生かしたエピソードが読みたい。

0
2012年02月17日

「歴史・時代」ランキング