【感想・ネタバレ】ZERO(ゼロ) 1のレビュー

あらすじ

五島雅(ごしまみやび)はロートルのプロボクサーだが、無敗の統一世界ミドル級チャンピオン。その強さのため、興行も最近では勢いがない。それでも、老トレーナー・荒木と組んでチャンピオンベルトを守り続けてきた。しかし、その長期政権のためにボクサーは皆、このチャンピオンを倒すことを望んでいた――。そんな状況下、五島はトラビスというメキシコのボクサーに興味を抱き…!? 『鉄コン筋クリート』の松本大洋が放つ、異色ボクシング漫画・第1巻!

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なんという「哀しい」作品

その独特のタッチや世界観に目を奪われがちなのですが、そこに描かれているのは主人公の狂気とも言える悪魔的な強さと「哀しさ」....。
「ミドルの荒野」に立つ王者とそれに引き寄せられる者たち。そしてその先にあるものとは?
ラストのコマを見たとき、思わずサーキットに散った故アイルトン・セナを思い出しました。
勝利に対するその狂気のような一途さ。それは「頂点=ポールポジション」に立つ王者の孤独な姿であったのかもしれません。
その危うさはあまりにも美しく、そして哀しいものであったと改めて痛感させられる作品でした。

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2018年06月03日

Posted by ブクログ

斬新な視点で描かれる作品たち(ピンポンも鉄コン筋クリートも花男も好きだけれど)の中でZEROの強すぎるが故の哀しさは詩的ですらあります。

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2009年10月04日

シリーズ作品レビュー

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