【感想・ネタバレ】黒龍公主寵姫伝 皇子は公主を捕らえるのレビュー

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途中までの春嵐は格好良くて理屈が通っていて見ててスッキリするので凄く好きだった
春嵐の言う事は結構なるほどと頷ける内容だった
土地が欲しいから他国を攻める、力が欲しいから他人の宝を奪う
王や権力者がそういう事をしても泥棒だの強盗とは普通は思いもしない、強欲だとは思っても
けど権力が剥がれた単なる一般人がやるとそれは確かに泥棒だし強盗

天子や民が安寧・享楽を貪る為に他の物を強奪してもそれは正義
流星やシショウはまさにそういう思考
とりあえずこの二人は権力者独特の居丈高・傲慢さが鼻につく
特に流星はキンキンキャンキャンと無駄吠えばかりしていて春嵐じゃなくてもイラつく
しかも泣かないから悲しんでないとかアホかとしか言いようがない
途中その事に気づいたが、春嵐が泣くまで気付かない愚鈍さにも腹立つ

流星にはイラつきしか覚えなかったが、黒淵は意外に気に入った
春嵐を悲しませた元凶なんだけど憎めないし嫌いになれなかった、むしろ好ましかった
正直流星なんかより黒淵とくっついて欲しかった
と言うか子供の頃から人間に怨嗟の気持ちを抱いていて
そんな怨嗟の元凶に近い存在でしかも自分を飼い殺しの家畜の様に扱っていた相手に突然恋をする
春嵐はそんな性格には全然思えないから唐突な打ち解け具合にも思慕の情にも違和感を感じた
そんな感じで途中からの春嵐の言動は違和感があるし
無理に流星に恋をさせられてるような辻褄合わせのような強引さがあって話の面白さも一気に失速した
前半が良かっただけに残念

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2016年07月04日

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