あらすじ
石から生まれたサルは修行をつみ孫悟空と名をもらいましたが、天界で大あばれ。お釈迦様から500年もの間、山の下敷きにされていましたが、西天へお経を取りにいく三蔵法師のおともをすることになりました。さくさく読める世界名作シリーズ10弾。
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Posted by ブクログ
世界観超好き。神も仏も妖怪も入り乱れて、天でも地でも壮大な戦いになる。
山を背負わされたり何万里もぶっ飛んだり、とにかく規模でかすぎる。
悟空は超強くて意外に賢い。尊大で調子に乗りやすいけど、三蔵法師には頭が上がらないの良すぎる。変身して潜む妖怪を悟空だけが見破ってるとき、三蔵法師に叱られたくなくて強く主張できないとこ愛おしすぎた。三蔵法師は何回妖怪に騙されても人を疑うことをしないとこ可愛すぎた。
敵も最初は悪者でも、改心して人に仕えたりすること多くて、こういう善悪で二分しないとこが好き。
500年前の作品なの!?っていうくらいエンタメに満ちてる。現代でもずっとこの手の面白い展開は追随されてるよなあ。しかも元ネタが1400年前のお坊さんのお話なのアツい!
イラストも可愛らしくて元気な悟空がいっぱい見れてよかった。
完訳は興味はあるけど、漢字塗れで読めないし長いしで手が出ないだろうから、このオールふりがな簡略版に出会えてよかった。
Posted by ブクログ
石から生まれたサルが修行を積み、孫悟空と名前をもらったものの、天界で大暴れ。長い間、山の下敷きにされていたが、西天(さいてん)へお経を取りに行く三蔵法師のお供をする事に。旅の途中で出会った仲間と不気味な妖怪達に立ち向かう…。
『西遊記』を読むより先に『ドラゴンボール』の存在を知ってしまったため、まるで『ドラゴンボール』のストーリー(特に初期の頃)を読んでいるような感じがしました。悟空と牛魔王は確かに登場したし、筋斗雲や如意棒や芭蕉扇が存在したし…。『ドラゴンボール』は初期の頃は面白かったのですが、急に面白くなくなってきたような気がして…。いつの間にかドラゴンボールというアイテム自体の存在がなくなってきたような気もしました。いつかは『ドラゴンボール』のコミックを最後まで読破するだけでなく、アニメも最後まで見たいと思っています。
『西遊記』はまともに読んだ事がなく、小学生向けの本という形で読んでみたら、これがとてもワクワク感のある作品だとわかって…。中国の作品はなんとなく堅苦しい感じがすると思っていたのですが、「10歳までに読みたい世界名作」のおかげで、読まず嫌いを克服できてよかったです。いつかは完訳版も読んでみたいと思いました。