【感想・ネタバレ】シュークリームのレビュー

あらすじ

おかしいんだか、かなしいんだか。ひとり暮らしのOLの家に、ある日、そのシュークリームはやってきた。そいつは、おやじのような性格をしたシュークリームだった…。心のすきまにジンとくる、大人の絵本。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『シュークリーム』というタイトルに魅かれ、手にした絵本です。

シュークリームが食べたいなぁ〜、とちょうど思っているときでもありました。

主人公の若いOLさんも食べたくなったんですね。
会社帰りに「いつつ」のシュークリームを買いました。夜、ひとりの部屋。ひとつ、ふたつ、我慢できずによっつ食べました。「いつつ」めも食べてしまおうとしたら……。

驚き、かわいい展開に心和みます。
でも、甘く切ない物語だったのです。読み終えると、儚く、ちょっと哀しくなりました。クリームがいっぱい詰まった、やわらかくてかわいい、まさにそんなシュークリームのようなお話でした。

最近流行のサクサク、バリバリのシュークリームではありません。小ぶりで薄くてやわらかい皮の懐かしいようなシュークリームなんです。そーっとかじりると、甘くておいしい。ミルクとバニラの香りにうっとり。ほんわかと芳ばしい皮もいいアクセント。食べてしまうと、儚く、ちょっと哀しい気分。あーっ、もっと食べたい。そんなお話でした。

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2011年10月20日

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