【感想・ネタバレ】大掴源氏物語 まろ、ん?のレビュー

あらすじ

あの光源氏が、かわいいキャラ「まろ、ん?」に変身! 1帖8コマ漫画で読む「源氏物語」全54帖。これ1冊で全部読んだ気になれる。かんたんで面白い、まったく新しい源氏本誕生! オールカラー。

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個人的には光源氏が栗になってるので、余計な画面的イメージを持たないのが良い。イメージは自分でしたい派。

それと栗と豆とで家系(というか血の繋がり)が分かりやすくて良いしクスっとしちゃう。豆家系が横笛を吹いてるところはイラストが有難かった。


物語の流れがぶったぎられてひとつの章にいろいろな話題が盛り込まれてることも多いので、簡潔に章ごとにまとまっていて、タイトルでパラパラ引けるのが良い良い。
4コマ漫画のようなストーリー性を期待すると読みにくい。コマごとに話題が違うってこと多いので。
(これはそもそも古典あるあるだと思う)


あとはうまいこと原文に触れたいのでどうしようかなと考えてます。

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2023年08月16日

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源氏物語全54帖が、各帖見開き2ページ8コマの漫画でまとめられており、入門書としておすすめ。
コラムもなかなか充実していて、なんとなく源氏物語を読んだ気になる。
個人的には、各帖の左下のところに源氏香の図があしらわれているのが好き。

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2019年10月19日

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昔から小泉さんの漫画は好きで、『ブッタとシッタカブッタ』などのブタさんシリーズを買っていました。内容は哲学的なのに絵がかわいくて、しかもオールカラーできれいなので、たびたび開いて癒してもらっています。

その小泉さんによる『源氏物語』があるというので数十年前に迷わず購入、ずっと大切に保管していたのを、角田光代さん訳『源氏物語』(河出文庫)を読みながら、同時進行で読んでおりました。

本書は、『源氏物語』全54帖を、1帖8コマ、見開き2ページの漫画にした、〈これ1冊で『源氏物語』全部を読んだ気になれる!〉という、うれしありがた本。これまたオールカラーで、絵がかわゆくて色がきれい。

まろ(光源氏)をはじめ、まろの血筋に当たる帝や男君たちの顔は栗で、まろに近しい男君たちは緑の豆の顔になっています。一方、女君たちはちゃんと人の顔で描かれており、みぃんなかわいくて美しい。ぱっと見全員同じように見えるかもしれないけど、よく見るとちゃんと一人一人違います。

衣装やその色など平安時代のものをかなり調べたそうで、模様までしっかり描き込まれています。だから風景や光景のコマがまた美しくて、ついじいっと見入っちゃう。要所要所で、用語や歌や系図などがイラストとともに解説されていて、とにかく全ページきれいでかわいい。

『源氏物語』を読んでいてもいなくても、この雅な世界を楽しめる一冊。私には大切な保存版です。これからも時おり開いて眺めます。

最後にもう一点だけ。本書では、一帖「桐壺」と二帖「帚木」の間に、カウントされていない「輝日宮」という帖が挟まれています。〈初めはあったらしい〉というこの帖、小泉さんによれば〈後の物語展開が自然になるから〉〈ここであえて描いた〉、とのことです。

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2025年10月15日

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源氏物語の大きな流れを観るにあたっていい漫画本。序盤、栗が「しちゃった…」と言っているのが印象的。中盤、政治や人脈の複雑な話では栗と豆の顔の書き分けが助かる。終盤は駆け足であった。

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2025年08月01日

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可愛いイラストで、カラーなのが嬉しいです。面白くて笑える上、源氏物語の要旨をしっかり押さえたすごい本です。

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2025年03月03日

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今年中に源氏物語を、もう一度ざっくりと確認しておこうと思い、この本にたどり着きました。1帖が8コマ漫画で全54帖、まさしく大掴(おおづかみ)源氏物語でした。

顔にちなんで光源氏が、まろと言う名になっています。平安時代の文化も色付きのイラストで説明されているので、わかりやすかったです。そして何よりも、読みやすかったです。帯にあるとおり、源氏物語をさっと読んだ気分になれました。

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2024年11月24日

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ネタバレ

比類なき美貌を持つこの男。

親しみやすくするために この本では「まろ」と呼ぶことにします。

この本を描き終えて感じたことは「いつの時代も男は女々しく、女は潔く」ということです。

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2024年11月01日

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ネタバレ

一帖あたり4コマ2つ。凄い要約力。親子の似せ方がなかなか。男性側はおっそろしく荒っぽいが、これでいいんだろう。

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2024年09月25日

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ほっこり絵柄が可愛らしい漫画。「大掴」なので、だいたいの流れを掴みたい、登場人物を知りたい、そんな人にオススメ。原典や現代語訳が全て載っているわけではないのだが、源氏物語作中の和歌や当時の風習などのページもあるので勉強にもなる。なにより、どんな帖も見開き2ページに表現してくれている、大変読みやすかった。

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2024年08月04日

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面白いびっくり! わかりやすい! 源氏の君が栗の実! イッキ読みしそう、オススメ本です。

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2024年05月02日

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これは大掴みなのだけど、やはり原典を読んだ人のほうがわかり良い。
現代語訳は何種類か読んだので、あの部分かとか思い浮かべるのが楽しい。女君たちのお顔や衣装のかき分けなども細かくて著者の力量を感じる。思っていたよりずっと内容の在る本。

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2022年10月04日

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源氏物語をわかりやすき8コマ漫画にした本。
源氏物語は長くて分かりにくいイメージがあるけれど、この本を読んで大体の大筋が分かりました。
でも、登場する人物が増えていくにつれて頭が混乱しました。
文章できちんと源氏物語を読んだことがないので人生で一度は読んでみたいと思います。

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2021年07月04日

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17年ぶりに再読。一帖8コマくらいだと把握しやすい。仕方がないことだけれど、全帖だと途中だれる感じがする。「雲隠」がビジュアル的に見るとやっぱり衝撃的。

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2019年04月30日

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まず何ってまろがすごく可愛い。そしてその可愛い容姿でやることは大胆なのが落差があってまた面白い!本当に源氏物語を「大掴み」できるいい代物で、これのおかげで「あぁ、源氏物語って、面白いじゃん」と思えた。

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2017年01月05日

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平安時代から江戸時代に至るまで、日本絵画のネタとして頻出する源氏物語。ざっくりでいいから全体を知る何かいい手はないものかと思っていた矢先、書店の参考書のコーナーで見つけました。今どきの学生さんたちには、こんな素晴らしい本があるのね!
なにぶんキャラが大量に出てくるので、丁寧に描き分けてくれていても時々どういう人だったか分からなくなる。そんなタイミングでちゃんと系図が載っている。なんて親切設計!

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2025年09月30日

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わかりやすかった〜。合間、合間に解説も入っていて入門書としては最適なのではないかと。ただ光源氏や周りの登場人物の行動にまだ魅力というか、共感を覚えず、現代語訳版を読むのはもう少し先になりそう。

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2025年07月13日

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源氏物語を漫画であらすじ紹介.衣装などかなり細かく描かれていて勉強になるし役職や年齢などが細かく記載されているのもいいし系図も見やすかった.ただこれは源氏物語を読んだことのある人の方が楽しめると思う

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2024年12月22日

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ネタバレ

源氏物語はそもそも男の身勝手さを描いているのだと思うのだけど、私も持っている"あのコミック"は光源氏があまりにイケメンに描かれ過ぎているため『あー光の君素敵❤️』になってしまうのだ。
その点本作では、栗なのだ。
最初は栗かわいい、とか思っていたけれど、その場の雰囲気で『やっちゃった』とかク◯なこと言ってる源氏に『この栗野郎のくせに!!』と次第に憤りを感じてきた。
豆も栗も◯ソ野郎だ。
不要な美化フィルターを外して読むことができたので、本来の源氏物語を理解することができたかも。

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2024年10月08日

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大学受験時に読むことを勧められ、受験が終わっても面白くて手元に置いている。漫画テイストながら侮るなかれ。見開き一ページで一帖が完結するので、読みやすく、当時の装いなどもきっちり再現されている。源氏物語が気になるけど、長そうだし、何から読めばいいかわからない人にはお勧め。

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2024年05月03日

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源氏物語を漫画で、ざっくりと書いている。同じキャラでも、役職が変わるとわからなくなるが、顔が同じなので、わかりやすい。

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2022年06月11日

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青空文庫の源氏物語を読む間、一帖読むごとに、対応するページを読んで参考にした。
各帖ごとに見開き2ページの漫画にまとめらているから、物語全体を見通せて便利。
相関図や屋敷の様子なども図解されているし、何より絵がかわいいし、完読の力になった。

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2021年04月08日

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分かりやすく、大掴みに源氏物語をまとめています。私のような人に向けての入門編。
あさきゆめみしを読みながら読むと一層理解しやすい。

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2018年12月21日

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評判がよいことは、知っていたのですが、思ったより良かったです。
若い頃に現代語約で一応源氏物語は読みましたが、かなり忘れています。
この本で下調べをしてから読んだら、もっと分かりやすかった気がします。
若い頃は、谷崎潤一郎さんの訳のが一番好きでしたが、年をとった今、誰の訳がしっくりくるのでしょうかね

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2016年05月19日

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ネタバレ

五十四帖を見開き2ページの8コマ漫画で語ってゆく。
源氏物語って長いので、あの「あさきゆめみし」さえ途中中断して読んだのに、これは一気に読めた。
最後は貴族どもにややウンザリするけど。
途中に、地理説明、人物相関図、官位表など細かい解説も入るのがわかりやすい。
学生時代に読んでおきたかった!
まろ、こと栗頭の光源氏と、マメ頭の頭の中将。
栗系とマメ系。これもいい仕掛け。
とくに宇治十帖はなるほどとすんなり理解できた。柏木の笛とか思わせぶりな描写で今までピンときてなかった。

けど、まろは栗でも碌でもない。
悪い癖って…。
政治家の腹黒まろがほとんど出てこないので尚更。
ところどころ、大和和紀の艶やかなシーンとイメージが重なってびっくり。
…栗なのに。

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2016年03月25日

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うん!読みやすくて分かりやすい!
前半の部分しか知らなかったので、
光源氏の息子とか孫とかいて、素直にビックリした!

とにかく光源氏のウザさに終始イライラしてたんだけど、私だけなのかしら?
六条御息所の呪いとか、正直「よっしゃ!もっと苦しめたれ!」とガッツポーズでしたわww

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2015年06月16日

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大河ドラマを毎週楽しみに見ているが、ドラマは紫式部の話なので、彼女が書いた源氏物語の内容はわからない。本作は、源氏物語の各章を1~2ページで漫画にしたもので、これを読めば源氏物語を知ることができるかなと思ったのだが、さすがにザックリすぎたかな。

まず、光源氏の顔が栗だった!つぶらな瞳がかわいらしい。絶世の美男子のはずが(笑)。源氏の家系の男性も、みんな、栗やドングリで、ますますかわいらしい。

内容だが、これは原作通りなんだろうけど、入り乱れる恋愛模様がすごい。光源氏も、あっちこっちと手を出す。平安貴族は凄かったんだなぁ。
登場人物もすごく多いし、役職で呼んだりするから、途中で名前がどんどん変わっていって、誰だかわからなくなるー。
まぁ、タイトル「大掴(おおつかみ)」の通り、あらすじはわかったし、楽しめたよ!

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2024年10月06日

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源氏物語を少しでも知っている人には、頭の中が整理されてわかりやすいと思った。
源氏物語を知らない人達には、簡略化され過ぎていて、さっぱり意味がわからないようだ。源氏物語入門として使える本ではなかった。

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2024年09月24日

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源氏物語を1度内容だけ知るのが目的だったのでとてもよかったです!国語の高校の便覧と掛け合わせながら読むことが出来ました。

光源氏やりたい放題やなぁって思いましたがこの感想は正しいんでしょうか、

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2021年03月01日

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54帖ある「源氏物語」の1つの帖は、現代の本にすると5〜6ページのものから百ページを超える長編もある。それらを一律見開き2ページ・8コマのマンガで表現し、解説をまじえて1冊にまとめる。

キャラが全部同じに見えるので結局誰が誰だか分らなくなってしまったのが残念。

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2018年04月20日

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もちろん表紙の「まろ」は、光り輝く君、光源氏。
副題にあるように、非常に大?みというか、4コマ×2で、あらすじを書きながら内容紹介するという趣向。
ストーリー上、必要な系譜や、知識、それまでの流れの解説など、必要に応じて書き込まれているので、あれだけの大作を、急ぎ足ではあるものの、1冊にまとめた力は大きい。
きちんと、文中に描かれていない習俗も、絵で表すために調べられているのも、とても信頼できます。

とにかく、スケベ男の女性遍歴と情けない行動の数々で「いくらイケメンでもちょっとね」と思っていましたが、この「まろ顔」だと、それがはっきり分かります。
そして、ドラマとしては、やはり宇治十帖がすばらしい。
本来なら、瀬戸内寂聴とか、橋本治とか、谷崎潤一郎とかの訳を読むべきとは思いつつ、これは、源氏事典としても使えるのではないかと思います。


それにしても、「まろ源氏」、女の人のところに行くたびに「しちゃった」は、やめてよね!!

某サイトより転載

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2018年04月22日

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