あらすじ
【イラスト付き】幼馴染みの人気モデル・琥藍と、高校の時から体だけの関係を続けている椎名。親からの愛情を受けることなく育った琥藍は「愛」がどういうものかわからないという。琥藍を愛している椎名は想いを告げてこの関係が壊れるのを恐れていたが、ついに椎名の気持ちが琥藍にバレてしまった。その時、琥藍は椎名の前から去ってしまうが……。
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甘々
ネグレクトを受けたせいで人の愛情を感じられない攻めとそんな攻めを大きな愛情で包む受けのお話。
攻めが親と関係を修復するまでしっかり描いているので、ただの甘々ラブストリーではなく物語に深みが出て読み応えありました。受けが明るい性格なので、シリアスになりすぎず爽やかなお話でした。
Posted by ブクログ
拗らせるにも程があるだろ琥藍(--;)
でもって椎名が大人過ぎるくらい大人で。
拗らせ捲って3周くらいしちゃってる琥藍には
このくらいじゃなきゃダメなんだろうなぁとは思いました。
こんなにハラハラしながら読んだBLも久しぶり。
着地してみたら安定の甘々展開でホント良かったです。
ひとつ不満があるとすれば
琥藍が椎名のことを名字でしか呼ばないことでしょうか。
...下の名前呼んであげなよ…(´・ω・`)笑
Posted by ブクログ
世界的に有名なメゾンからも引く手あまたのトップモデル琥藍とアパレルメーカーでパタンナーを務める椎名は幼なじみ。モデルとしてだけでなく覆面デザイナーとしても活躍する琥藍の専属パタンナーを任されている。多忙を極める琥藍がデザインを提供する条件は、デザインの仕事の間は24時間椎名を独占すること。そもそもすべては椎名のためのデザインだから。
けれど、ふたりは体だけの割りきった関係。ずっと密かに琥藍を想い続けている椎名にはそれが時々すごく切ない。うっかりそんな感情を知られてしまったら、きっと琥藍のそばにいられなくなる。
一見、幼なじみの一方通行切な愛的展開かと思いきや、気持ちを打ち明けたら壊れてしまうような関係の危うさは全然なくて、むしろ当事者達がどう解釈しようが、琥藍の揺るぎないド執着と独占欲は両想い丸わかりなので、何が起ころうが、どこかたかをくくってww 安心して読んでいられた。
生い立ちに問題があったせいで、情緒が欠落気味の琥藍。愛なんて知らない。椎名を好きなわけじゃない。愛してない。ただの友だちっていくら口では言っても、会うたび時間を惜しむように体を重ねて、どんだけ好きなんだよ‼てくらいねちっこ~いエチしてたら全然説得力ないよな~ww
作者の方が後書きに書かれていたとおり、『無自覚なメロメロ』が『自覚ありのメロメロ』に変わるまで…
まさにそれに尽きる。