【感想・ネタバレ】GLASS HEART イデアマスターのレビュー

あらすじ

【ドラマ化決定! 2025年 Netflixにて全世界独占配信】
晴れて無事に大学生となった朱音。テン・ブランクの活動が本格化し、全国ツアーが始まった。だが、鳴り続けるバンドの背後に、ひそかな亀裂の予感が……!? 朱音の携帯に一本の電話が入る。櫻井ユキノの仕掛けた、最大の罠。メンバーそれぞれの想いがすれ違い、テン・ブランクは存亡の危機に。試練に立ち向かうため、朱音が下した決断とは――? 再び新しい局面を迎えるTB。自分たちの力を信じて、前に進み続ける!! 感動の完結巻!

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最終巻

最終巻が出たということのみでも感慨深い。
若木先生自体は完結させたい作家だけど、なかなか難しかったから。

多少ぐらついてもなんとか踏みとどまれるのがTBのかっこいいところ。

坂本くんも朱音ちゃんも幸せで、先生はよく分からないけど、高岡さんのこの先はもっともっと読んでみたい。

#泣ける #感動する #カッコいい

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グラスハート、完結編。
高校生の頃、このシリーズの一作目が出版されたような記憶がある。
若木未生の作品の中で一番好きなシリーズ。

それから10年以上が経過して、グラスハートが完結したことを知った。

読み始めて、ああ、藤谷先生だ、高岡尚だ、坂本くんだ、朱音ちゃんだと嬉しくなった。
完結編の手前の巻で、結構まぁ泥沼だったよな、とか思い出しつつページを繰る。

テンブランクが解散――じゃなくて、休止か。
休止というのは、ショックだった。
自分が、このバンドのことが好きだったんだと再認識する。
そういえば、このシリーズをコバルトで読んでいるとき、実際にCDが聴きたいな、と思っていたっけ。

色恋より音楽が大事な人たち。
坂本くんが朱音ちゃんに、「バンドとしていいことだったから、藤谷さんの気持ちを知っても、喧嘩せずに無視してた」というようなことを言うシーンが好き。
最初のころ、坂本くんのことをカッコイイなんてこれっぽっちも思ってなかったのに、ずいぶんカッコよくなったなぁと思った。
一番成長したのは、坂本くんではないだろうか。
プロポーズも直球だし。

藤谷先生は安心の藤谷先生っぷり。
この人は、なんだろう。孤独だったんだ、本当に孤独だったんだなぁと思った。
可愛そうだと思った。淋しい人。
だけど、とてつもなく天才な人。
ラストシーン。野外フェスのステージ時間ギリギリに現れてから、ステージに上ってMC。
ああああ、テンブランクだ!と思った。やっぱり先生がいなくちゃダメなんだ。
うるさくって、心臓掴まれるような凶悪な音。想像するだけで血が騒ぐ気持ちが、不意に蘇る。
やっぱりこのバンドのこと、大好きだ。

尚は、間違いなく、テンブランクの大人です。
こんな人になりたい、と、そう思います。
でも、解散間際にギターをぶっ壊してるシーンは痛かった。
さらりとしたフォローが好き。
最初のころ、色々と朱音ちゃんを構うシーンが好きだったな。
それから、プロ根性なところも大好き。

朱音ちゃんは、みんなのエネルギーでしょう。
先生が、朱音ちゃんのことを、とてつもない才能持ってるんだから、と言い切っているシーンで、ああそうなんだよなって気づいた。
天才やら、才能あふれる人たちの中にいるけど、朱音ちゃんもとてつもない才能の持ち主なんだ。
それを先生が言葉で認めたということが印象的だった。
ソロアルバム、聞いてみたいな。

完結させてくれてありがとう、と心から思いました…!

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2011年10月12日

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