【感想・ネタバレ】世界のエリートが学んでいる教養としての哲学のレビュー

あらすじ

21世紀は、グローバリゼーションやインターネットによって常識そのものが変わりつつあるため、何をするにしてもゼロからルールをつくったり、枠組みを考えたりする必要が生じている。つまり、自分の頭で考える能力が必要になっており、だからこそ、今「教養」が求められている。欧米を中心に、世界では西洋哲学の教養があるのが当たり前だが、残念ながら日本では、ほとんどの人が哲学の基礎知識すら持ち合わせていない。本書は、京大→商社→プリンストン大の経歴を持つ著者が、グローバルビジネスに必須である「哲学」を、ビジネスのためのツールとして位置付けて紹介。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

適所で出てくる、超訳がありがたかった。哲学についてハードルを低く考えたり、考え直したり、キーワードを復習するのに嬉しい本でした。

・哲学は会話の共通言語としての教養であり、一流になっていくほど引用される機会は多い
・哲学を、思考法としてビジネスや生活に役立てられる
・プロタゴラスの相対主義→成功失敗は比較と意識の問題、前向きにとらえよう。プラトンのイデア説→本質を考えぬく。ロールズの無知のヴェール→頭を初期化し客観的になるためヴェールをかぶる。レビィの構造主義→俯瞰して全体や構造を見る。ニーチェの超人思想→苦しみを受け入れてよしもう一度と次に進むこと。モーリスの身体論→頭は身体の一部、先に身体を動かす。ソクラテスの無知の知→無知を自覚してなんでも吸収しようとすること。ヘーゲルの弁証法→テーゼ・アンチテーゼ・ジンテーゼで矛盾を乗り越えレベルアップ。アドルノの否定弁証法→差異を生かす、多様性を保持する。
・気に入った名フレーズの超訳。マキャヴェリ「リーダーたるもの、時には冷徹になる必要がある」。プラトン「知らないといえる人の方が、知ったかぶりをする人よりも賢い」。サルトル「実存は本質に先立つ=自分の人生は自分できめることができる」。
・コペルニクス的回転→180度の発想転換。カントは、リンゴを目でとらえ、そこにリンゴがあると思うことではじめて、リンゴが存在すると考えた。

思ったのは、○○の哲学と表現されるように、歴史的にも人によってそれぞれの(人生観としての)哲学がある。ということは、自分の哲学も定義できるし、しておくべきだと思った。じっくり考える時間を作って、自分なりの哲学を語れるようにしておきたい。

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2026年02月14日

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