【感想・ネタバレ】群像の時代 動きはじめたメディアコンテンツのレビュー

あらすじ

21世紀、インターネットの登場で情報流通革命が起きた。
利便性が格段にあがり、既存のビジネスモデルに代替性が提供されてきた。

かつてはプロしか持てなかった機材を世界中の誰でも持てるようになり、消費者だった人間が自分でコンテンツを生産し発信する時代の到来である。
インターネットの流通革命は、いまや表現の革命段階に移行しつつある。

インターネットの世界で無数の表現者たちが生み出す無数のコンテンツ。
この群像の時代にメディアやコンテンツビジネス戦略はどう展開されていくのか。

放送、インターネットの海外動向を調査・分析してきた著者が、ここ数年の世界のメディア戦略の動きをレポートし、メディア・コンテンツの行く末を考えた。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

コンテンツビジネスの要諦は、著作権とコピー技術の独占だった。スマホなどのデジタル・テクノロジーが、その独占を民主化する。p10

「モーメント」を伝えるのがメディアの役割 p48

映像が大量生産&消費される=群像の時代 p156

コンテンツとしての高価な映像とコミュニケーションのツールとして使われる安価な映像が入り交じる群像の時代。
「悪貨は良貨を駆逐する」ではないが、量で凌駕する安価な映像は、映像がコンテンツとしてしか存在し得なかった時代にできた映像文法を変化させるだろう。
p165

20世紀は映像の世紀であるとは先人の言葉。21世紀は群像の世紀である。p166

0
2015年07月27日

「IT・コンピュータ」ランキング