あらすじ
「どうして本当のことを言ってはいけないの?」と悩んでばかりの“宇宙人”でしたが、今はみんなと幸せです――。この本は「場の空気が読めない」「会話が噛み合わない」「周囲も人も傷つけてしまう」、と、悩み生きづらい毎日を送っていた著者が、アスペルガー診断後自ら見出したルールによって人生を切り開いていった物語です。「アスペルガーの生徒が考えていることがようやく理解できた」「どのようにアスペルガーの子供と接したらよいのかがわかった」「会社の部下との関係が改善した」など、学校や教育現場、各家庭をはじめ、企業などで今大評判の一冊です。本文では、遅刻をしない3つの鉄則、失敗しないお話ルール、感情を落ち着かせるいくつかの方法、など、すべてがいい方向に回りだす「傾向と対策」を明かします。この本を読み終える頃には、きっと新しい第一歩を踏み出す力がわいてくることでしょう。今悩んでいる方、必読のバイブルです。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
チェック項目7箇所。この本はアスペルガーの人のためだけのノウハウを書いたものではなく、自分が欲しい「幸せ」をつかみ取りにいくために私がしてきたこと、成功も失敗も含めて、こんなやり方もあるってたくさんの人に伝えるための応援本です、私のように「不器用だけど幸せになりたい、すべての人」に捧げます。はじめから起業家になることを目指したわけじではなかったけれど、私は経営者としての道をひとりで歩きはじめたのです、ひとりで気楽とはいっても、娘が生まれて、仕事と育児との両立という新しい課題もでき、私は本当に一生懸命でした、必死でした。「朝8時にスターバックス・コーヒー(スタバ)に行こう」、このルールを実行するだけで、体質的に睡眠障害に陥りやすく、生活リズムが乱れやすいアスペルガーの弱点を補う様々なメリットが生まれます。毎日「ひとり会議」を開催する……1.1日の予定や仕事の優先順位を確認する、2.メールマガジンの配信など、毎日必ずしなければいけないことを、「ひとり会議」の中での決められた時間内にこなしてしまう、3.残った時間でマインドマップを描く、新しいアイデアを考えるなど、自由で創造的な時間を過ごす。捜し物大作……鍵や携帯電話、手帳などなど特に大切なものは「赤」か「黄色」にすることで、見つけやすくしています、細かいものがいっぱいに詰め込まれたカバンの中を探すとき、目立つ色のものは比較的簡単に見つかります。遅刻をしない3つの鉄則……1.出かける1時間前には何もはじめてはいけない、2.目的地には30分前到着を目指す、3.最低限セットを置く……鍵、携帯、手帳、財布、化粧ポーチ、パソコンがあれば大丈夫。
Posted by ブクログ
発達障害者でも、問題なく社会生活が送れるのならもはや障害者ではない、を地で行くような著者。
アスペルガーであることを、むしろ逆PRしてしまうようなアズさん、確かにここまで来るのに大変な思いをたくさんされているけれど、現在の様子は本当に素晴らしい。
対応方法がとても具体的なので、参考になる人も多いと思う。
マインドマップは、私も参考にしたい。
さらにアズさんが取り扱っている「バッチフラワー」は、以前私も購入していたので(息子用)、関わりがあったかもしれない。
Posted by ブクログ
アスペルガー当事者のアズ直子さんの幼少時代の困難から障害の受容・理解に至るまでを綴っています。
<人とうまくいく30のルール>
アズ直子さんが日々取り組んでいるルール30個を見開きでコンパクトにまとめられています。
オリジナリティーのあるルールもありますが,支援の手立てを考える際の手がかりになりそうです。
毎朝8時にスターバックスにいくというルールを作り、生活習慣の見直しを図るとともに、自分が楽しみなことを行動として設定している点でこの作者にとって、ぴったり当てはまるルールだと思います。
何をどうしたいのか、そのために必要なことは何かということを個に即して考えるということが支援者に求められるのだろうと思います。
<障害理解>
マインドマップにハマって,自分の障害理解に至るまでの過程が興味深かったです。
この障害理解においては、自分でもしかしたらと気づかないと深まらない問題だと思います。