【感想・ネタバレ】高杉晋作 吉田松陰の志を継いだ稀代の風雲児のレビュー

あらすじ

「おもしろき こともなき世を おもしろく」――幕末長州藩の風雲児・高杉晋作が詠んだというあまりにも有名な辞世である。松下村塾で吉田松陰門下の逸材として久坂玄瑞と併称され、武士だけでない庶民参加の軍隊「奇兵隊」を日本史上初めて組織し、長州藩を「討幕」に向けてまとめ上げた。しかし後年、病に伏した高杉は明治維新を見ることなく29歳で病没している。この若さで、これほど気宇壮大に生きながら、この辞世の意味するところは何か。著者は、高杉の生き方を「面白くもない世の中を、面白く生きられるように仕掛けて行った」ものと喝破する。そして、激動の生涯を追いながら、かれが自分で自分にどう仕掛けて行ったかを、現代的な視座でたどりながら描いていく。歴史小説であるとともに、「面白い生き方は、自分が面白く作っていかなければならない」という著者のメッセージが込められている。2015年大河ドラマ「花燃ゆ」の主要登場人物。

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Posted by ブクログ

高杉の気持ちなどが筆者の想像でしかない部分がどうも気になった。
後半雑に終わってしまったのが残念。
やはり吉田松陰が一番ぶっ飛んでいる。

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2021年09月09日

Posted by ブクログ

長州のことはあまり読んだことがなかったので読んでみた。倒幕派の中でもどことなく異端児な長州。長州視点で眺めると悶々とした苦悩が感じられる。しかし苦悩しようが邁進しようが、計画的だろうが偶然だろうが、無限の思惑や行動の果てに歴史が作られていく。そういうところが面白い。

0
2014年12月21日

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