【感想・ネタバレ】トヨタの上司は現場で何を伝えているのかのレビュー

あらすじ

トヨタ生産方式にはマニュアルがない。人を型どおりに動かすのではなく、人の知恵を引き出すのがトヨタ流なのだ。そのため現場から生まれた独特の言葉が数多く伝えられている。その多くは、たとえば大野耐一氏が、なんとか現場の理解と納得を得よう、知恵を引き出そうと工夫を重ねる中から生まれた「生きた言葉」である。「抜くなら一周抜け」「言われた通りにやるな」「なぜを五回繰り返せ」「言いわけする頭で実行することを考えよ」――こうした一言が、いかに人を育て、仕事を変え、企業を改革してきたのか、具体的なエピソードをまじえて懇切に説く。知識として覚えるだけではいけない。実践してこそ、本当の意味がわかるし、仕事の競争力を高めてくれる。グループ各社の現場で実際に使われ、仕事に活かされている名言・至言を、この一冊で網羅。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

トヨタの強みを知るには、本書はうってつけだと思う。
よいところが、いっぱい書いてある。

では、トヨタの弱みはなんだろう。
強みと相対するおなじだけの弱みが書いてなければ、それは真実を語っていないかもしれない。

ひょっとしたら、そこがトヨタの弱みなのかもしれない。

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2011年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 著者はトヨタ自動車工業へ入社後、生産・原価・購買の各部門で大野耐一氏のもとトヨタ生産方式を実践・普及・改革に努めた。

 「本書はいわゆる仕事の名言集ではない。一つ一つの言葉を楽しむだけではなく、それらを組み合わせることで、自分なりの仕事術を作っていただきたい。(まえがきより)」

【メモ】
1.後工程引き(後工程引取り)
・通常は前工程が作り、後工程が引き取る。トヨタ式は後工程が必要に応じて、前工程から引き取る。
・「かんばん方式」は生産の平準化が前提となるが、かんばん方式=トヨタ式ではない。かんばん方式は一手法に過ぎない。
・目的は、品質を上げながらコストを下げ、利益を生み出すこと。

2.まずやってみる。
・アイデアの賞味期限は短い。
・「言い訳をする頭で、実行することを考える。」できない理由をクリアすれば出来る。
・「なぜを5回(真因にたどりつくまで)繰り返す。」

3.「時間は動作の影」
・自分でやって、出来るでしょう!では、現場に無理を強いている。気持ちが労働強化を強いている。
・影である時間を追うのではなく、影を作っている大本の動作を改善する。
・標準作業を作る。出来る社員の行動パターンを標準化。

4.やり仕舞い
・今日のことは、今日片付ける。

5.一度に全部は無理。まず、お客様に近いところから変える。
・在庫を減らす。
・納期に間に合うように良い物を作る。
・一点集中して効果を確認した後、前工程を変えてゆく。

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2013年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
トヨタ生産方式にはマニュアルがない。
人を型どおりに動かすのではなく、人の知恵を引き出すのがトヨタ流なのだ。
そのため現場から生まれた独特の言葉が数多く伝えられている。
「抜くなら一周抜け」「言われた通りにやるな」「なぜを五回繰り返せ」「言いわけする頭で実行することを考えよ」―こうした一言が、いかに人を育て、仕事を変え、企業を改革してきたのか、具体的なエピソードをまじえて懇切に説く。
グループ各社の現場で実際に使われ、仕事に活かされている名言・至言を、この一冊で網羅。

[ 目次 ]
1章 ぬるま湯を出て「成功の風」に乗る言葉
2章 自分革命の「発想源」を掘る言葉
3章 逆風をもうまく受けて「推進力」にする言葉
4章 「まずやる」ことが自然なクセになる言葉
5章 「自分が伸びる」と「人を育てる」が同時に進む言葉
6章 時間がないけれど「すぐ片づく」コツの言葉
7章 「ラクしたい心」が「向上心」に変わる言葉
8章 意欲を磨き「品格」を高める言葉

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2011年04月20日

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