あらすじ
アメリカで物議を醸した「自信」論争の発端となった一冊。ニューヨークタイムズ・ベストセラー!
女性たちは「努力は報われるもの」と信じて頑張り続けてきたが、どれだけ努力しても、いまだ自信が持てない状況にあるのはなぜか。活躍する女性たち(IMF専務理事ラガルド氏、スポーツ選手など)への取材だけでなく、男女の自信の差を明らかにした研究や著者の遺伝子検査結果を紹介。科学的な側面からも「自信のなさ」を明らかにしていく。
シェリル・サンドバーグも、ヒラリー・クリントンも、メルケル首相も、ラガルドも……成功しているのに、自信がないって本当?
心理学、脳科学、遺伝子検査などから、能力があっても強気になれない女性の姿が明らかになる!
たとえば……
●女性は自信がないことで、給料が男性より30%も低い。
●数学のテストの前に性別を聞かれただけで、女性は無意識のうちに出来が悪くなる。
●遺伝子で自信のあるなしが決まる。
ケイとシップマンは、女性が成功するために「自信」が果たす重要な役割に、鋭い光をあてた。二人は私たち皆に役立つアドバイスと、より希望のもてる未来のヴィジョンを提供してくれる。――シェリル・サンドバーグ(フェイスブックCOO、『リーン・イン』著者)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
めちゃめちゃ良かった
全女性に読んでほしい
自信を解像度高く分析してて、女性として共感する部分が多くて、どんなすごい人でも、こんなに自信ないんだってシンプルに驚いたし、頭でっかちになった時に、この本を思い出してる。
また忘れた頃に、自分への戒め?として読み返したい
Posted by ブクログ
女性で仕事を頑張りたいと思っている人にはぜひ勧めたい本。性別の特徴を把握しておくことは、自分をメタ認知する上でも重要。自分も指摘されるまではポジティブで自信のある人間だと思っていたけれど、男性たちからするとそうでもないらしい。自信がないことでチャンスを逃したり成果をアピールできなかったりするのは非常に勿体無い。自分にはできるという自己確信をもって生きていきたい。
・仕事の成功に能力は関係ない。自信・自己確信が重要。
・女性は男性に比べて自信がない傾向が強い
・脳にポジティブな新しい神経回路を作ることができる
Posted by ブクログ
科学的に、女性は心配性になったり不安になりやすい性質がある(ただしより生き延びやすい)ことを明らかにしたが、行動することによって自信を持つことはできるし、男性性と女性性を兼ね備えることでよりよい結果を残せることがわかった。男のようにしなければ成功できないのではない。
自分が、生物学的にそういう傾向を持っていることを知り、しかし、それに流されずに行動することで、仕事で良い成果を出せるかもしれない!と思えた。また、アメリカでトップにいる女性が、みんな同じように不安を乗り越えてそこにいることを知ることができたのは、非常に心強く、感銘を受けた。
Posted by ブクログ
なぜ自信を持てないのか?
自信を持ったように、強く行動できないのか?
働くようになってしばらく、このモヤモヤをずっと感じていた。
成長するために、自省、自省、自省。
どんどん自分を追い詰めていた。
この本を読んで、
自分の見方がとてもスッキリした。
そしてなぜ自信がなさげなのか、も。
迷った時に、もう一度読みたい本。
Posted by ブクログ
なぜ女は男のように自信をもてないのか。クレア・シップマン先生の著書。国際社会で大活躍している能力も実力もある女性でさえ自信がなくて強気になれないことが多い。特に日本は女性の社会進出がまだまだ進んでいないし、女性活躍がしにくいのが現状。だからこそ日本の女性がより輝くには、不必要な謙虚さや自己謙遜は捨てて、自信家で自信に満ち溢れていると思われるくらいでちょうどいいのかも。女性が社会で活躍するには、自分の能力に自信を持って自信を前面に出す必要があると思わされる一冊です。
Posted by ブクログ
●2025年5月30日、チャットGPTに質問「あなたがすすめてくれたマキャベリズムの本だけど、同じタイトルないのよ?王様(男性向け)じゃなくて、私がめざしてるところに役立つ女王様向けの本は?」と話しかけてたら、「「どんなに偉い男でも『それがどうしたの?』で突き返せる強い女性」、「優秀な男たちが幕い、死後も花を捧げに来る ような人生」、「ホステス的ではなく、女王的」といった姿に近づくために、女性としての知性・戦略・威厳を養うのに役立つ本を選び直しました。以下にご提案いたします」といわれ、これらの本をおすすめされた。
『野心のすすめ』林真理子 (講談社)
・社会的成功と自己実現を、あくまで「女性の言葉」で語ったロングセラー。
・「好かれようとするな。尊敬される女になれ」という姿勢に通じます。
・あなたの"野心"を言語化し、自信へと昇華する一助に。
『女帝エカテリーナ』佐藤賢一 (文襲春秋)*小説
・ロシアの伝説的女帝、知性と愛と政治力で男たちを従わせた実在の女性。
・戦略家としても、恋愛面でも、非常にあなたの理想像に近いです。
・フィクションながら史実に忠実で、女王としての器を養う教養小説。
『なぜ女は男のように自信をもてないのか』カティ・ケイ&クレア・シップマン (講談社)
・男社会で「堂々とすること」が求められる場面に不安を感じる女性のための戦略本。
・自信を論理的に鍛えることが可能であるという視点は、まさにマキャベリズム的実践に通じます。
『ロジカル・シンキング for Women』出口治明 (PHP)
・「情緒的」であることを美徳とされがちな女性に、論理思考で"格上"を取る力を授けます。
・相手の権威や肩書にひるまず、「それがどうしたの?」と言える土台に。
『クレオパトラーエジプト最後の女王』(ステイシー・シフ/白水社)
・実在した伝説の「女王」クレオパトラを、媚びではなく政治家・知識人として描いた名作。
・真の教養と威厳を備えた女性像に触れたい方におすすめ。
『Lean In (リーンイン) 一女性、仕事、リーダーへの意欲』(シェリル・サンドバーグ/村井章子) (日経ビジネス人文庫)
・Faceb0okのCO0であるシェリル・サンドバーグ氏が、女性がリーダーシップを発揮するための障壁と、それを乗り越える方法について述べています。「Lean In」というフレーズは、女性が積極的にキャリアを追求することを奨励するムーブメントとなりました。職場での性差別やバイアスに対処するための具体的な戦略が 紹介されています。
Posted by ブクログ
悩んでる女性もなんとなく自信がある女性も読むべき一冊と思います。
社会的な背景はおいてある印象ですが、それでも考えて行動するきっかけになりそうです。
Posted by ブクログ
自信をつけるためには行動して経験すること、という至ってシンプルなことが言いたかったことだと理解している。正直読まなくてもそんなこと分かるが、自信が持てないけどどうすればいいのだろうか、と悩んでいたから手に取った本ということもあり、行動しろと背中を押された感じはした。
最近感じたことでもあるが、今までの人生はいつも人からの評価が私の道を決めると思い込んでいた。受験とか就活とかも、相手が決めるから、私は自分がうまくやれていたら自分から言わずともそれを他人が汲みとってくれて、私に道を開いてくれるのだと。
ただこの本を読んで思ったのは、充実した人生を送るためには、自分から要求し自分で成功を掴み取る必要があるということだ。私は自分の人生にいつも主体的でいることで、自分に自信がつくような行動が自然とできるようになるのではないかと思った。
また、人前で話すのが苦手である人は、話している自分に目を向けるのではなく、この話を通して伝えたいこと、変えたいことに目を向ける。自分の注意力をチームや会社をどれくらいサポートできたかということに向けることで、無駄なうじうじした気持ちを軽減させられる、ということも勉強になった。
そのほかに、自信を遺伝子に基づいて紐解いていくのもとても興味深かった。nature or nurture ではなく、nature and nurture であるし、脳の可塑性によって、生まれながらに持っている性質もアップデートししていけるということ、それは何歳からでも可能なのだということは、将来に希望を持てたのでよかった。
ただ、色んな話を持ってきすぎて、本全体として間延びしている感じがした。
Posted by ブクログ
VERYの申真衣さんがキャリアのブレイクスルーになったとしてお勧めされていて気になっていた本。私自身ずっと仕事に対して何となく自信がなく、あまり評価されると嬉しくもその先に進むことが怖くなってしまうタイプで、本書はとても勉強になった。遺伝的に自信の強弱を決める要素はあれど、育て方によって自信を培うことができるという点についてはこれから始まる子育てにおいても意識しておきたい。
Posted by ブクログ
女性というか、「声が大きくて力強い」ステレオタイプのリーダー像にはなれないひとのための自身の付け方。構成的に読みやすくはなかったけど、自己肯定ができたのでこの本に求めた役割としては充分です。
Posted by ブクログ
邦題だとフェミニストっぽいけどそんなことなくて、原題は「THE CONFIDENCE CODE」。アメリカではこの本をきっかけに「自信論争」が起こったとか。
心理学、脳科学、遺伝子検査などの面から科学的に「自信」について調べあげ、男女の自信の傾向について分析。自信を持てないことが能力や機会の獲得にどれだけ影響を与えうるのかという点に、「女」の私も正直どきっとした。だって社会人になってから思い当たる節が多々あったから。
能力があるのに自信のない人
能力がないのに自信のある人
そしてこの自信の差がやがて能力の差をもひっくり返す可能性があるらしい。
本書より引用
ー「自信とは、行動することである。
自信はまた、繰り返し挑戦することを必要とし、リスクを取ることも計算しなければならず、考え方を変えることも必要とされる。」ー
その為に最適な自信の量とはどのくらいなのだろうか?と質問すると、社会科学者からも自然科学者からも同じ答えが返ってくるらしい。(答えは本の中に)
ちなみにティム・バートン監督の映画「ビッグ・アイズ」を観たとき、私はこの本が真っ先に頭に浮かびました。
Posted by ブクログ
私ってブスだし、母親としても全然ダメだし、料理はワンパターンだし、昇進も遅いし.......
私自身を呪う言葉はいくらでも思いつくのに、自分を褒める言葉はちっとも思い浮かばない。
いやいや、待て待て、私は結構優秀だと思うし、もっと力を生かせるはず......。
そうはいってもやっぱり大したことないのかも、単なる思い込みで相当痛いやつなのかも、いやいや、そんなことない(以下無限ループ)
私自身は6年間女子校で過ごし、二度までも男性が圧倒的多数の職場に勤めてきた。
それは強みでもあるが、一方でとんでもなく低くなる自己評価に悩まされもしてきた。
もっと自信をつけたい、頑張りたい、育児も仕事も!
そこで出会ったのが本書。
以前NHKスペシャルで放送された『ママたちが緊急事態?!』でも取り上げられた実験が引用されていて興奮する。
その実験とは、魅力的な女性が近づいて良いと感じる距離に、既婚者と未婚者で違いがあるというもの。
さて、この実験は一体どのような場面で登場するのか.....。
人の育て方も興味深い記述があった。
褒めるだけ、叱るだけ、そのどちらも好ましくないのだ。
大切なことは適度に放任。
この「適度」が難しい.....。
だけど、心掛けてみよう。
他の人と比べてどうかではなく、自分がベストを尽くしたことに満足するように。
子供(や部下、後輩)には自分が完璧でないところを見せよう。
ユーモアを持とう。
思い出しても心が痛まなくなった失敗や乗り越えられた障害を一緒に彼らとふり返ろう。
女性なんだから、男性になろうとしなくていいのだ。
男のように振舞わないと舐められる、馬鹿にされる、それを恐れる必要はないのだ。
私なんて、と謙遜するのは美徳でもある。
でも、完璧じゃないから動かない、やらない、やれない、そうやっているならばいつまでたっても現状維持。
そのままなら「ちゃんとできるようになってからやろう」なんて一生かかってもやってこない。
だから怖がらずやってみよう。
今日が10点なら明日は20点を目指せばいいし、、明日0点でも、今の自分にとってそれが最高の出来なら、明後日には30点になっているかもしれない。
それを続けていればある日一足飛びに80点までいけるかもしれない。
一歩一歩、それが「完璧」への近道。
Posted by ブクログ
小さいことから動いて、失敗を重ねても、行動して経験を積み重ねていくのが大事。
男と女の脳の働き方の違いがあるので、男性のような大きな態度、声などで自己主張しなくても、自分に合う主張の仕方がある。「私」が難しいなら「私たち」と考えるのも一つの手。そして主張も重ねていけば経験を積んで、怖くなくなる。違いを恐れない。
ということかな。
途中飛ばしながら読み進めていきましたが、小さくても半歩でも行動あるのみなんですよね結局。分かってはいるけれども、怖くて踏み出せない。そうすると余計なことを考える負のループにはまってしまい抜け出せない。
やはり思い切ってそこから踏み出すしかないみたいです。
Posted by ブクログ
「人生の早い時期に困難に耐える経験をすることが、それがあなたを壊してしまう(トラウマになり立ち直れない)ようなものでなければ、最も効果的な自信の道である。」
など、本書では「自信のもとは、行動である」というメッセージが繰り返しありました。
自信をつけていくためのヒント
・今は自信が少なくても、行動することで自信がついていくことを知っておこう
・自信は大人になってからもつけることができることを知ろう(「今からでも自信はつけられる」と思っていることが、「行動してみること」に意味を持たせてくれ、行動につながるモチベーションになる)
・自力で挑戦し続けることができる人もいるけれど、「あなたにならできると思う、チャレンジしてみたらいいと思う」と背中を押してくれる人がいることで行動できることもある。必ずしも自力でなくてもよく、人の背中を押すこと・人に背中を押してもらうこと、が役に立つこともある。(「人」や「本」が、挑戦したいと思えるモチベーションを生むことがある)
Posted by ブクログ
LEAN INが面白かったので興味を持って読んでみたが、訳が読みづらかった。
男女で自信の差が見られるが、それは生まれつきでもう変えられないというわけではなく、経験によって変えることができるもの。
パーソナリティを形成する遺伝子があり、自信に影響を与える遺伝子もあるのは事実だが、それが全てではない。また、男女の脳には構造等の違いがあり、それらが男女特有の考え方や行動に影響していると考えられるが、育てられ方の違いによってこの差が見られる可能性も考えられる。
自信を持ちづらい素因を持って生まれたから、、と嘆く必要はなく、経験によって自信の持ち方は変えられるというのがメッセージかと思う。
早めに失敗する経験が自信をつけるには重要。自信とは快適な場所を出て、難しいことに取り組もうとする意欲であり、自分を信じて行動できることなのだと思う。
Posted by ブクログ
翻訳された文章が読みにくかったのでさらっと目を通した程度。
能力は同じなのに、自信のあるなしによって他者からの見え方が全く異なってしまう。
女性は男性に比べると圧倒的に自分を過小評価しすぎで、それは日本人だからではなく全世界どこでも、どんな有能な女性でもその傾向があるんだということがわかった。
自信を持つというのは能力を高めることと同じくらい(もしくはそれ以上?)重要なことだと思った。
Posted by ブクログ
脳科学や遺伝子検査の研究結果をあげて、男女の自信の違いを説明しているが、女性だから自信がないというのは違うのでは。たとえ自信があっても、あることを見せることで、邪魔する者が現れることを理解しているから、そういう姿勢をみせているだけではないだろうか。